ブログの締めの言葉は、ただ一言あいさつするのではなくて、読者の行動を後押しするメッセージにしたほうが良いですね。
というのも、ブログの目的というのは、読者の行動を変えることだからです。
僕らは何か分からないことがあってネットで検索するわけですが、そこで出てくるブログ記事というのは「知りたいことを教えてくれるマニュアル」であり、「行動を変えてくれるもの」でもあるんですよね。
ただ、ブログ読者はただ役に立つ情報を読んだだけでは、行動しない傾向があります。
これはバカにしているわけではなくて、人は怠惰な生き物だからですね。情報を手に入れて満足して行動しないというのは、経験あるんじゃないでしょうか。
だからこそ、行動を後押しするメッセージを伝える締め方をして、実際に読者に行動を促していきます。
ということでこの記事では、読者に行動を促す“締めの言葉”についてお伝えします。また、締めの言葉としてやらないほうが良いパターンも紹介しています。
この記事を読んだ後は、「読んでも行動が変わらないブログ記事」から「読んで行動が変わり、生活の質も変わるブログ記事」を書けるようになります。
さて、さっそく読み進めてみて下さい
読者の行動を後押しする締めの言葉の例
先ほどもお伝えしたように、ブログの締めの言葉は、「読者の行動を後押しするメッセージ」にするのが理想です。読者の行動を変えるためですね。
ここでは2つの例を紹介します。
まず一つ目ですが、以下はプライバシーポリシーの作り方を解説したブログ記事の、締めの言葉として書いているものです。
以上、プライバシーポリシーの雛型と、プライバシーポリシーを守るために気を付けるポイントをお伝えしました。長いし、堅苦しいし、文章だらけだしで疲れたかと思います。お疲れさまでした!
これは僕の個人的な感覚ですが、多くのサイト運営者が、プライバシーポリシーを軽いノリで作ったはいいものの内容を理解していないんじゃないかな、と感じています。
でも、この記事を読んでくれたあなたは違いますよね。あなたのサイトに合ったプライバシーポリシーが出来上がっているはずですし、今後どのようなことに気を付ければいいかも分かったはずです。
個人情報をしっかり管理して、読者に信頼されるサイトを目指していきましょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。
僕は上記の記事を読んでくれた人には、ただプライバシーポリシーをコピペで作るだけじゃなくて、個人情報をしっかり管理して、読者に信頼されるサイト運営者になって欲しい、そう思ってこの締めの言葉を書きました。
読者のためを想って、読者の背中を押してあげるイメージした締めの言葉です。
さて、次の例です。
「ブログ名の決め方が分からない人」に向けて書いた記事ですね。
「これだ!」というブログ名が、一発で決まることってなかなかないと思います。
なので先ほどもお伝えしたように、ブログ名の案をメモ帳や紙に何個も書き出してみて下さい。
10個、50個、100個とか。もちろんそこまで多く書き出さなくても良いですが、良いアイディアは数をこなすことでひらめいたりするものです。
もしまだブログ名が決まらないのであれば、もう一度この記事を読み直して、案を出していきましょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。
ブログ名に悩んでいる状態から、ブログ名が決まっている状態になって欲しいと思い、この記事を書きました。
ただ、ブログ名を一発で決めるのは難しいんですよね。でも、テキトーに決めてほしくもない。なので、焦らずに決めていこうというメッセージを込めた締めの言葉を書きました。
イメージとしては、相手の肩を軽くたたきながら「大丈夫大丈夫、じっくり決めていこう」と応援している感じですね。
ただノウハウを伝えているだけではなく、ちゃんと読者のことを考えた締めの言葉にしています。
以上。
どの締めの言葉も、ちゃんと読者と向き合い、読者のために背中を押してあげているイメージ書いたものです。
大げさかもしれないんですけど、読者の考え方や行動が変わり、人生の質の向上に貢献するために、どんな言葉を最後に伝えたら良いのか?そう考えて作られた締めの言葉は、それだけで読者の心に響くと僕は考えています。
僕は過去、企業でメルマガを3年半以上、毎日欠かすことなく書き続けていたのですが、読者の行動を後押しする締めの言葉を意識して書いたメルマガは、やっぱり読者から多く返信がもらえたものです。
ブログとはいえ、人と人とのコミュニケーションです。目の前に悩んでいる人がいたら、最後にどんな言葉を投げかけてあげるのか?
そのように考えながら、ブログの締めの言葉を書いてみて下さい。
ブログの締めの言葉でやらない方が良いこと
さて次に、ブログの締めの言葉において、これはやらないほうが良いな…と個人的に感じることについてもお伝えしておきますね。
いかがでしたか?という締め方をする
ブログの末尾で「いかがでしたか?」と書くのはやめましょう。なぜなら、自信のなさが出てしまうからです。
これは例えですが、デートが終わった後に「俺とのデート、どうだった?」なんて聞くのは無粋ですよね。カッコ悪いったらありゃしねえ。本当に相手が楽しそうにしていたら、どうだった?なんて聞かなくても分かるものです。それを聞くのは、自信がない証拠ですね。
ブログ記事は、言うまでもなく読者に価値を提供するために全力で書いていきます。いわば、自信作ですね。それをわざわざ「いかがでしたか?」と聞く必要はありません。
また、キュレーションサイトやまとめサイトでよく使われる言葉なので、「ああ、定型文ね」なんて思われてしまうかもしれません。
なので、いかがでしたか?という締めの言葉は使わなくてOKです。
途中で終わっている
ブログの文章が途中で終わっているのは、締めの言葉とかそういうレベルではなく、最悪です。なんでかというと、読者を置いてけぼりにしてしまうからです。
ブログはネット上で見るものとはいえ、人と人とのコミュニケーションです。会話ですね。
人と会話して、話の途中で何も言わずに別れるのは、相手にしてみたら「え、何あの人、挨拶もないわけ?」と思われますよね。ブログも同じです。
例えばダイエットのブログ記事を書いたとして、その締めの言葉(というか文末)が、「スクワットは、筋トレよりも効果があります。」で終わっていたとしましょう。
読んでる人からしたら、てっきりそのあとに何か話が続くような気がしますよね。
でもそこでブログ記事が終わっていたら、「え、終わり!?中途半端だな~」と思われる可能性大です。
図にしてみると、以下のような感じです。
あいさつやメッセージを伝えることなく、話の途中で相手の目の前から去るわけです。せっかくブログを読んでくれた読者に失礼ですよね。
なので、途中で終わらせないようにしましょう。
以上、締めの言葉として最悪な2つのパターンについてお伝えしました。
締めの言葉は真剣に考えよう
難しく考えることはなくて、以下のように考えると良い締めの言葉が浮かぶと思います。
- 読者は、ブログを読む前はどのような状態なのか?(旧世界)
- 読み終わった後、どのような状態になっているのが理想なのか?(新世界)
- 旧世界から新世界に飛び立ってもらうために、どんなメッセージを伝えれば良いのか?
最初は慣れないかもしれませんが、時間をかけてでも真剣に締めの言葉を考えてみて下さい。
きっと、最後まで読んでくれた読者に「ああ、読んで良かったなあ」と満足させることができるはずです。
以上、お読みいただきありがとうございました。