ブログの読みやすい文章構成は?と聞かれたら、僕は「PREP」と即答します。
なぜならPREPというのは、人に分かりやすく伝えるための論理的な構成だからです。
PREPとは略語で、次の頭文字をとったものです。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例や事例)
- Point(結論)
この流れで構成されたブログ記事は、読みやすいです。読んでいて納得できる文章なので、「それってどういうこと?」みたいな疑問がわきにくいんですよね。
なので、もし「なんか自分のブログって読みづらいな…」と感じているのであれば、このPREPという構成で書いてみて下さい。きっと読みやすいブログになるはずです。
何も難しいことはなくて、すぐに実践できるくらい簡単です。即効性バツグンです。なので、さっそく以下に目を通してみて下さい。
ブログの読みやすい文章構成|PREPについて
ブログを読みやすい構成にするためには、次のようなPREPを意識して書いてみて下さい。
- P … 結論から先に書く
- R … 理由を書く
- E … 具体例を書く
- P … まとめとして、改めて結論を書く
具体例があったほうが分かりやすいと思うので、以下に載せますね。
ブログを読みやすい構成にするためにも、結論から先に書いてみて下さい。(結論)
その理由は、伝わりやすくなるし、相手にとって親切だからです。(理由)
例えばですが、「今日の天気は?」と誰かに聞いたときに、「今日は晴れだよ」と結論から答えてくれる方が良いですよね。
これがもし「今日の天気?最近暑かったけど、大丈夫だった?でも今週末からは涼しくなってくるんだって。で、今日だけど、傘は持って行かなくて大丈夫」なんて回りくどく答えられたら、ストレス溜まりますよね。さっさと答えてくれよと。時間の無駄ですよね。(具体例)
ブログも同じです。ブログで回りくどい書き方をしてしまうと、読者はイライラしてページを閉じてしまいます。なので、ブログは結論から先に書くことを意識してみて下さい。(結論)
という感じです。
このPREPにするのは簡単で、以下の3つの接続詞を使うだけです。
- なぜなら(~だから、という文末とセットで使う)
- 例えば
- なので
まず最初に結論を書きます。
そのあと「なぜなら」という接続詞を使って理由を書きます。なぜなら~で始まった文章には、必ず「~だから(~のため)」という言葉を入れましょう。じゃないと日本語的におかしくなってしまうので…。
で、次に「例えば」という接続詞を使って、具体例を書きます。「具体的に言うと~」みたいな表現でもOKです。
そして最後に「なので」という接続詞を使って、もう一度結論を書きます。
たったこれだけで、読みやすい構成になります。なのでブログを書くときは、PREPを意識して書いてみて下さい。
さて、これで完璧…と言いたいところなんですけど、そもそも読みやすいブログ記事の全体構成を知っておかなければ、このPREPを活かしにくいかもしれません。
ということで、次の章ではブログ記事の全体構成についてお伝えします。
ブログ記事の読みやすい文章構成|2つのパターン
読みやすいブログ記事の全体構成は、主に以下の2つのパターンがあります。
- 手順説明型
- 並列説明型
どちらも難しくないので、一つずつ見ていきましょう。
このパターンさえ知っておけば、ブログ構成に悩むことはなくなるはず!です。
手順説明型の構成
手順を追って説明する時のブログ記事構成です。
例えば「オムライスの作り方」とか「パスポートの取得方法」とかもそうですし、「ダイエットの糖質制限のやり方」とかもそうですね。
一つ一つの手順を伝えていくブログ記事は、以下のような構成で書いていきます。
タイトルがあって、その下には書き出しがあります。タイトルと書き出しについては、以下の記事を参考にしてみて下さい。
>ブログの書き出しは結論から書いて惹き込む|例文を紹介しながら解説
見出し一つにつき、一つの手順を書いていきます。
手順説明型の見出し例(テーマは靴磨き)
手順1.靴をブラッシングする
手順2.専用オイルと乾いた布で拭く
手順3.専用ブラシで再度ブラッシングする
手順4.ワックスで靴を磨く
そして見出しの本文は、PREPを意識して書きます。
手順説明型の見出しの本文の例
手順1.靴をブラッシングする
靴を磨く前に、まずは専用のブラシでブラッシングしましょう(結論)。
なぜなら汚れがついていると、ピカピカに磨き上げることが難しいからです。(理由)
具体的なやり方は簡単で、力を入れずに専用ブラシで靴の汚れやほこりを落としていきます。傷をつけないように、優しくブラシをかけていってください。革と革の隙間に汚れが溜まりやすいので、見逃さずに落としていきましょう。(具体例)
靴を磨くうえで重要なポイントなので、忘れずにブラッシングをしていきましょう。(結論)
場合によっては「理由」や「再結論」はなくても大丈夫です。
以下が、理由と再結論を省いた例も載せておきますね。
手順1.靴をブラッシングする
靴を磨く前に、まずは専用のブラシでブラッシングしていきます。(結論)
傷をつけないように、優しく払うようにブラシをかけていってください。革と革の隙間に汚れが溜まりやすいので、目で確認しながらブラシをかけていきましょう。(具体例)
このような感じで手順を全て書いたら、最後に読者に伝えたいメッセージを「まとめ」として書いて終了です。
これが、手順説明型のブログの構成ですね。
並列説明型の構成
並列説明型の構成とは、例えば「北海道のおすすめスポット10選」とか「WordPressのおすすめプラグイン5選」みたいな、複数の物事を説明する時の構成のことです。
構成は次の通り、シンプルです。
タイトルと書き出しは先ほどと同じなので、割愛しますね。
で、本文ですが、見出し一つにつき、説明したい項目を一つずつ書いていきます。
並列説明型の見出し例:WordPressの必須プラグイン
1.Akismet
2.Edit Author Slug
3.EWWW Image Optimizer
4.Google XML Sitemaps
5.BackWPup
そしてこれも同じく、見出しの本文はPREPを意識して書けばOKです。
ブログにはいろんな構成があるように見えますが、基本的には「手順を追って説明するもの」と「複数の事柄をまとめたもの」に大きく分けられるかな、と僕は考えています。もしくは両方をミックスさせたものですね。
まだブログの構成作りに慣れていない場合は、「手順説明型」と「並列説明型」の2つを参考にしてみて下さい。
読みやすい構成を意識してブログを書いていこう
ブログを読みやすい構成にするためにも、常に「読んでいて分かりづらくないかな?」「結論から先に伝えられているかな?」と意識していきましょう。
それではお読みいただきありがとうございました。