ブログのテーマは、次の3つの条件を満たすものが理想です。
- 需要が多い(検索している人が多い)
- あなたが好きなテーマである
- あなたが経験しているテーマである
なぜなら需要が多くて、あなたが好きで、かつ経験しているテーマでないと、ブログを継続することが難しいからです(僕も体験済み)。
ブログのテーマってなかなか決まらないですし、あれにしようかな?これで良いのかな?と絞るのも難しいですよね。
なのでもし今も悩んでいるのであれば、上記の3つの条件に当てはまるかで考えてみることをおすすめします。
ということでこの記事では、ブログテーマを「需要多い×好き×経験あり」にしないと難しい理由と、あなたに合ったブログテーマの決め方をお伝えします。
ブログテーマがまだ決まっていないのであれば、読み進めてみて下さい。ブログテーマが明確になっていくはずです。
※テーマはテーマでも、もし「ブログ(WordPress)のデザインという意味でのテーマ」を探していたのなら、別の記事『【2019年】WordPressの無料テーマのおすすめはこの3つでした【厳選】』を読んでみて下さい。
ブログテーマを「需要多い×好き×経験あり」にしないと難しい3つの理由
ブログのテーマを「需要多い×好き×経験あり」にしないと難しい理由は、次の3つです。
- 需要が多くないとアクセスが増えないから
- 好きじゃないと書くのが苦痛だから
- 経験があるテーマじゃないと差別化できないから
需要が多くないとアクセスが増えないから
そのブログテーマの需要がない(検索している人がいない)と、ブログのアクセスを集めることが出来ません。
誰も検索していないので、あなたのブログにたどり着くことが出来ないんですね。
ブログ運営は、検索ユーザー(検索している人)とあなたのブログ記事をマッチングさせることが重要です。
その検索ユーザーがそもそもいなければ、アクセスは増えません。
アクセスがなければ、仮にアフィリエイトやグーグルアドセンスで稼ごうとしても、そもそも誰も見ていないので稼げません。
結果、ブログを続けるモチベーションが維持できずに、辞めてしまいます。これでは何の成果も出せません。
なので、需要が多い(検索している人が多い)テーマが理想です。
※僕は過去、「自分が見た夢を日記にするブログ」や「架空のオリジナル人物が世間に物申すブログ」など作ったことあります。が、そもそもアクセスがまったく集まりませんでした。月間10PVとかです。しかもそのPV数は自分っていう…。なのでやめました。
好きじゃないと書くのが苦痛だから
自分が好きなブログテーマじゃないと、興味がわかないので記事を書くのが苦痛に感じるものです。
記事を書くときは体験談を入れたり、論文や書籍などを読んでリサーチしたりすることが必要になります。でも、好きでもないテーマの体験をしたり、調べ物をしたりするのはつまらないし、まず続かないですね。
それに記事に情熱がこもらないし、読者も読んでいて「なんかつまんねえなあ…」と感じるものです。
たとえ「稼げるジャンル」のブログであっても、記事を書くのが作業になってしまって、モチベーションを維持することは難しいと僕は考えています。
なので、あなたが好きなブログテーマにすることが理想です。
僕は過去、「儲かるんじゃね?」と思って、睡眠系や美容系のテーマのブログを作ったことがあります。が、好きでもなんでもなかったので、次第に更新は減っていき、辞めました。
好きじゃないテーマでもブログを続けられる人もいます。なので向き不向きはありますね。僕は不向きなタイプだったというだけです。
経験があるテーマじゃないと差別化できないから
自分に経験があるブログテーマじゃないと、独自の意見や視点を盛り込めません。つまり、他のWEBサイトと同じような記事になってしまう可能性が高い、ということです。
それにいじめられっ子の気持ちは経験した人にしか分からないように、そのテーマにおける経験がないと、検索ユーザー(読者)の気持ちを理解することは出来ません。
なので検索ユーザーが知りたいことや求めていることを記事に盛り込むことが出来ず、読者を満足させることが出来ないんですよね。
結果、読まれないし、ファンになってもらえず、アクセスを伸ばすことが難しくなります。そしてモチベーションが維持できなくなり、辞めてしまいます。
そのため、あなたの経験が活かせるテーマだと理想的です。
※僕は過去、自分に経験がない「不妊」というテーマで文章を書いたことがありました。が、当然不妊に悩む方々の気持ちが分からなくて、他のWEBサイトから引っ張ってきたような文章しか書けなかったです。
ただしこれも、続けられる人います。また自分には経験がなくても、経験がある人にインタビューして記事にする、というやり方でブログを運営している人もいます。が、組織化でもしない限り難しいかなと感じてます。
以上が、ブログテーマが「需要多い×好き×経験あり」じゃないと難しい理由です。まずはここを頭に入れてほしかったので、先にお伝えしました。
では次に、それらの条件を満たすブログテーマを見つける方法をお伝えします。
難しくはないので、このまま読み進めてみて下さい。
ブログテーマを決める6ステップ
ブログテーマを決めるステップは、以下の6つです。
- ブログをやる目的を明確にする
- 目的にマッチしたテーマを仮で決める
- テーマの需要を調べる
- ブログテーマを好きになれるか考える
- 経験を活かせるブログテーマかを考える
- テーマを決定する
- ブログテーマはどんな順番で決めてもOK
もしあなたがブログ初心者の場合は、このステップに沿ってテーマを決めていきましょう。
それでは一つずつお伝えします。
ブログをやる目的を明確にする
そもそもの話になってしまうんですけど、ブログをやる目的(ゴール)を明確にしておきましょう。
なぜならブログをやる目的を明確にしないと、テーマが定まらないからです。
- 「ブログで稼ぎたい」:アフィリエイトで稼げます。ダイエットジム?美容器具?転職サイト?何をアフィリエイトするか明確に決めましょう。
- 「自分の商品・サービスを広めて売上を上げたい」:OK、見込み客について具体的にイメージしながら読み進めていきましょう。
仮でも良いので、目的を決めたら以下を読み進めて下さい。
目的にマッチしたテーマを仮で決める
ブログの目的が決まったら、その目的に合ったテーマを“仮で”決めていきましょう。
これは難しくなくて、以下のようにごくごくシンプルに考えてもらって大丈夫です。
- ダイエットジムのアフィリエイトをするなら、「ダイエット」や「筋トレ」などをテーマにする
- オンライン英会話をアフィリエイトするなら、「英語」をテーマにする
- 自分のビジネス系講座に集客したいなら、「ビジネス」「仕事」「働き方」などをテーマにする
ブログテーマの需要を調べる
次にブログテーマの需要を調べていきます。
ここでいう「需要」とは、「実際にインターネットで検索されている数」のことを指します。
当然、需要が多い(検索されている数が多い)ほど、ブログのアクセスを増やしやすいです。
さて需要(検索されている数)ですが、“月間平均検索ボリューム”という数字を見ていきます。
月間平均検索ボリュームの数字が大きければ大きいほど、需要がある(多い)と判断していきます。
※月間平均検索ボリュームを調べるには別の記事『月間検索ボリュームを調べるならこの4つの無料ツールだけでOK』を参考にしてみて下さい。
ここでは試しに「英語」というキーワードの需要を調べてみますね。
Ubersuggestというツールで調べてみたところ、英語の月間平均検索ボリュームは「301,000」でした。
世間では約1ヶ月間で、約301,000回グーグルで検索されているということです。このように需要(検索ボリューム)を調べていきます。
が、具体的に何万ボリュームあればOK、と断定することは出来ません。というのも目的やジャンルによって異なるからです。
ちなみに検索結果の1位に表示されると、約21.12%の確率でクリックされるというデータがあります。仮にあなたのブログが「英語」というキーワードで検索結果1位に表示されたら、301,000×21.12%=63,571アクセスが見込める計算になります。
さらにブログで英語に関するアフィリエイト商品(報酬1,000円)を紹介し、売れる確率が0.5%だとすると、63,571×0.5%×1,000円=31万7千円の収益になりますね。でも仮にアクセスが600しかなかったら、3,000円の収益にしかなりません。
※グーグルだけじゃなくヤフーやBingなどの検索エンジンでも検索されるので、実際にはアクセスはもっと多いです。この記事では単純計算していますのであしからず。
と、細かい話をしましたが、重要なのは需要があるテーマを選ぶということです。
なので、地道なのですがテーマの需要を調べていきましょう。ホントこれ地道なのですが、こうした地道なことをしないとブログはうまくいかないものです。
備考:需要が多いとされるテーマの例
ちなみに、一般的に需要が多いテーマは以下の通りです。
- お金の悩み:投資(株、FX、仮想通貨etc…)、副業、借金、カードローン、お小遣い稼ぎ、節約(ポイントサイト、SIMフリーetc…)
- 人間関係の悩み:恋愛(婚活、恋活、不倫etc…)、性、夫婦関係、コミュニケーション、復縁
- コンプレックスに関する悩み:ダイエット、病気、薄毛、脱毛、ニキビ、バストアップ、目のクマ、しわ、しみ
- その他:芸能情報、エンタメ、食・グルメ、スポーツ、旅行、音楽、ゲーム、美容(ヘアメイク、化粧、ネイルなど)、語学、転職・就職、育児、アダルト(グーグルアドセンスは規約違反なので注意)
ただし、個人のブログは参入しづらいテーマがあります。お金や健康、医療などに関するテーマですね。専門家でない限り、検索結果に表示されづらい傾向があります。
なので、実際にそのテーマで検索してみて、上位に表示されているサイトが専門家や企業のサイトだらけなら、参入は控えることをおすすめします。めちゃ大変ですからね。
ブログテーマを好きになれるか考える
次に、ブログテーマを好きになれるかを考えてみましょう。先ほどもお伝えしたように、好きじゃないと続けられないことがあります。
たとえ需要があったとしても、嫌いなテーマだったらまず間違いなくブログは続きません。
なのでブログテーマを仮決めしているのであれば、改めてそのブログテーマを好きになれるか考えてみましょう。
備考:自分が好きなものからブログテーマを見つける場合
自分の好きなものからブログテーマを見つけていく場合は、あなたがこれまで好きだったものを、紙やメモ帳にリストアップしていきましょう。
- つい夢中になったもの
- 時間を忘れて没頭してしまうもの
- 他の人は苦痛に感じているけど、自分は苦痛を感じないもの
- 周りからついつい頼まれてしまうもの
- 他よりも秀でているもの
別にプロレベルじゃなくても大丈夫です。興味があるものでも良いです。あなたが「好き!」と思うものを、とにかくリストアップしてみて下さい。
経験を活かせるブログテーマかを考える
先ほど、自分に経験があるブログテーマじゃないと厳しいという話をしました。
さらに理想を言えば、これからも経験を積んでいけるテーマだと良いですね。というのも、現役の話は説得力があるからです。
なので過去に経験があり、かつ今後も経験を積んでいけるテーマなのか、これも考え直してみましょう。
備考:自分の経験からブログテーマを見つける場合
あなたのこれまでの経験からブログテーマを見つけていく場合は、過去の経験をリストアップしてみましょう。
これは上手い下手とか関係なく、「体験したこと」であれば何でもOKです。
- 挑戦したこと
- 勉強したこと
- 身に着けたこと
- 苦労したこと
- 挫折したこと
- 小さいころから取り組んでいるもの
あなたの経験から得られた教訓は、誰かの役に立つ可能性があります。小さいことでも良いので、とにかくリストアップしてみて下さい。
テーマを決める
さて、仮で決めたテーマの需要が多く、好きであり、自分の経験が活かせるのであれば、そのテーマでブログを運営していきましょう。
そのキーワードに関するキーワードをひたすらリストアップして、ブログ記事を作っていきます。
もし需要が少なかったり、好きじゃなかったり、経験が活かせなさそうなテーマであれば、別のテーマにしたほうが無難です。
もう一度この記事を読み返して、別のテーマを調べていってみて下さい。
ブログテーマはどんな順番で決めてもOK
この記事では先に「目的(ゴール)を決める」ということからお伝えしましたが、必ずしもこの順番で決めなければいけないわけではありません。
- ギターが好きだから、音楽系のテーマを調べてみる
- 転職の経験があるから、転職系のテーマを調べてみる
やりやすいやり方で取り組んでみて下さい。
良いブログテーマが思いつかないなら勢いで決める
良いブログテーマが思いつかない場合は、パッと勢いで決めてしまいましょう。で、ダメならやり直せば良いです。
というのも、迷っている時間は機会損失以外の何物でもないからです。
僕は一つのブログのテーマを決めるまでに、1年以上かかったことがあります。当然、その間ブログ記事は書いていませんし、アクセスもありません。収益だってありません。何が良くて、何が悪かったのかもわかりません。
迷っている間は、何も得られないんですね。
ブログテーマは重要なので、しっかりと考えたいものです。が、過去の僕みたいに慎重になりすぎて、半年、1年と悩んでいたら何も進みません。
なのでもしブログテーマを絞れずにずーっと悩んでいるようなら、とりあえず勢いで決めていきましょう。間違ったらやり直せばいいんです。何もしないよりもずっと良い。絶対に。
ということで、この記事を改めて読み返してみて、ブログテーマを決めていってみて下さい。
それではお読みいただきありがとうございました。