ブログのカテゴリー分けは、本屋さんをイメージしていくと決めやすいです。
もしカテゴリーの分け方や決め方が分からなかったり、テキトーにカテゴリー分けをしてしまっているなら、これからお伝えすることを参考にしてみて下さい。
この記事を読んでカテゴリー分けをすることで、以下のメリットが得られます。
- 読者が情報を探しやすいカテゴリーが作れる
- 読者が他の記事も読むようになり、PV数が増える
- 検索エンジンがブログを理解しやすくなる
ということで、さっそく読み進めていってください。
ブログのカテゴリーを整理したほうが良い理由
そもそもの話ですが、なぜブログのカテゴリーを整理したほうが良いのかというと、読者が情報を探しやすくなるから(=アクセスが増えるから)です。
ブログのカテゴリーを整理することで、読者が情報を探しやすくなります。
たとえば、本屋さんをイメージしてみて下さい。
本屋さんは以下のようにカテゴリーで分けられていますよね。
- 文学・評論
- 人文・思想
- 社会・政治・法律
- ノンフィクション
- 歴史・地理
でも、もしカテゴリーごとに本を分けられていなかったら、どこにどんな本があるのか分からなくなってしまいます。せっかく良い本を置いていても、お客は見つけることが出来ないわけですね。=本屋の売上が減ってしまいます。
ブログも同じで、カテゴリーを整理して分けておくことで、読者がブログ内の情報を探しやすくなります。その結果、「あ、このカテゴリーも見てみようかな…」と、他のブログ記事を読んでくれるかもしれません。
1人の読者が、1つ記事を多く読んでもらうだけで、ブログのアクセス数(PV)が多くなります。
読者にとって親切なブログは、検索エンジンにも高く評価される傾向があります。別の言い方をすれば、SEOに強くなるということです。カテゴリーがどれくらいSEOに影響するかは不明ですが、自分のブログを検索結果の上位に表示したいのであれば、親切なブログを作ることを意識していく必要があります。
さてブログのカテゴリーを整理していくために、カテゴリーの分け方と決め方をお伝えしていきますね。
ブログのカテゴリー分けと決め方|例を元に解説
ブログのテーマに関するキーワードをリストアップする
カテゴリー分けの準備として、まずはあなたのブログのテーマに関するキーワードをリストアップしていきましょう。
リストアップしたキーワードを元にして、カテゴリー分けをしていきます。
キーワードの月間検索ボリュームを調べておく
そしてリストアップしたキーワードの月間検索ボリュームを調べておきます。
月間検索ボリュームとは、毎月どれくらい検索されているのかを示す数字です。需要の大きさを調べることが出来ます。
調べ方は簡単なので、以下の記事を参考にして月間検索ボリュームを調べてみて下さい。
>月間検索ボリュームを調べるならこの4つの無料ツールだけでOK
大まかにカテゴリー分けする
そしたらリストアップしたキーワードを、大まかにカテゴリー分けしていきます。
その際は「どんなカテゴリー分けにしたら、読者が情報を探しやすいか?」を考えてみましょう。
これも本屋さんをイメージすると分かりやすいですね。
たとえば「ビジネス・経済」というコーナーには、以下のようにカテゴリーが分けられています。
- 経済学・経済事情
- 産業研究
- マーケティング・セールス
- 経理・アカウンティング
- 金融・ファイナンス
- オペレーションズ
- マネジメント・人材管理
- 統計学・数学
- 経営戦略
- 経営学・キャリア・MBA
- 実践経営・リーダーシップ
これだけ細かく整理されていたら「あのマーケティングに関する本ってどこかな~?」と探しやすいですよね。
ブログも同じです。
例えば「英語」というブログであれば、以下のように大まかなカテゴリーに分けられそうですよね。
- 英語 勉強
- 英語 発音
- 英語 文法
- 英語 リスニング
- 英語 ライティング
そしてたとえば「英語 勉強」というカテゴリーを以下のようにさらに細かく分けてあげると、英語に興味がある読者は、自分が知りたい情報を探しやすくなります。
- 英語 勉強 アプリ
- 英語 勉強 方法
- 英語 勉強 初心者
このようにカテゴリーを分けていきます。そして各カテゴリーに関するブログ記事をどんどん書いていくと、整理されたブログになっていきます。
さて、このカテゴリー分けについての理解を深めるために、「階層」という視点でも見てみましょう。
ブログのカテゴリー階層について
ブログのカテゴリーは、「親・子・孫」の階層で作っていきます。
別の図を以下に用意してみました。
ブログテーマの下に各カテゴリーがあり、各カテゴリーの下にサブカテゴリーがある、という階層です。
本屋さんがあって、店内に「文学」「ビジネス」「資格」みたいなカテゴリーがあり、そしてさらにカテゴリー内が細かく分けられているイメージです。
例として、ブログテーマが「英語」のカテゴリー構造を以下に挙げてみました。
イメージできるでしょうか?
また「親」は抽象度が高く(抽象的)、子や孫は抽象度が低く(具体的)なります。
この「親・子・孫」階層でのブログカテゴリーの分け方を、もう少し具体的にお伝えしますね。
親の中に子が含まれるようにする
親の中に、子の内容が含まれるようにします。というのも、分かりやすいカテゴリーにするためですね。
これも例を出すと分かりやすいかと思います。
動物の中に犬は含まれますが、服や家は含まれないですよね。
このように子が親に含まれない場合、何をまとめているブログなのかわかりづらくなってしまいます。
検索エンジンも何のブログか判断できないし、読者も「何のブログ?」と分かりづらい階層になってしまいます。
なので、親の中に子(そして子の中に孫)が含まれるカテゴリー階層にしていきます。
子の検索ボリュームが親よりも大きくならにようにする
親の月間平均検索ボリュームよりも、子の検索ボリュームが大きくならないようにしていきます。
「親 > 子 > 孫」というカテゴリーにするということですね。
というのも、親よりも子の方が月間平均検索ボリュームが大きい場合、親の中に子が含まれないカテゴリ―階層になっている可能性があるからです(親と子が逆になっている可能性もある)。
さきほど、各キーワードの月間平均検索ボリュームを調べました。それがここで活きてきます。
これも図を用意したので、以下を見てみて下さい。
ブログテーマが「英語」の場合の図ですが、「英語」の月間平均検索ボリュームは301,000でした。
そしてカテゴリーの「英語 勉強」というキーワードの月間平均検索ボリュームは、27,100でした。
サブカテゴリーの「英語 勉強 アプリ」は4,400、「英語 勉強 方法」は1,900、「英語 勉強 初心者」は1,600です。
月間平均検索ボリュームの大きさが「親 > 子 > 孫」になっていますよね。
こうすることで、グーグル(検索エンジン)にとっても、読者にとっても分かりやすいカテゴリー構造になります。
なので、親よりも子の方が(そして子よりも孫の方が)月間平均検索ボリュームが大きくならないように、注意しながらカテゴリーを分けていきましょう。
無理に孫(サブカテゴリー)を作らなくてもOK
ブログのカテゴリーは、無理に孫(サブカテゴリー)まで作らなくてもOKです。
孫(サブカテゴリー)まで作ったけども、細かすぎて逆に分かりづらいと感じるのであれば、子カテゴリーまででOKです。
以上、ブログのカテゴリー階層についてお伝えしました。
イメージできたでしょうか?
さてそしたら、ブログのカテゴリー名を決めていきましょう。
ブログのカテゴリー名は分かりやすくする
ブログのカテゴリー名は、シンプルかつ短くして、分かりやすい名前を付けていきます。
カテゴリー名はシンプルにする
カテゴリー名はシンプルにしましょう。
例えば「英語 勉強」というキーワードをカテゴリーにする場合は、シンプルに「英語の勉強」というカテゴリー名でOKです。
読者にとって分かりやすいカテゴリー名をつけることが何よりも重要です。
「どんなカテゴリー名にしたら、読者は情報を探しやすいかな?」と考えて、シンプルなカテゴリー名にしていきましょう。
カテゴリー名は短くする
そしてカテゴリー名は短くします。というのも、カテゴリー名が長いと分かりづらくなるからです。
シンプルにしている時点で短くなっているはずですが、万が一長くなっているのなら、短く出来ないか考えてみて下さい。
以上、これでブログのカテゴリーが決められました。
もししっくりこない場合は、もう一度読み直してみて下さい。
さてそしたら、ブログのカテゴリーのURL(スラッグと言います)を適切な形にすれば完了です。
ブログカテゴリーのスラッグはグーグル推奨の形にする
スラッグとは分かりやすくいうと、自由に指定できるURLの文字列のことを指します。
このスラッグについては、グーグルが「こうしたほうが良いよ~」とおすすめしている形があります。
その形にすることで、検索エンジンにとっても分かりやすくなりますし、読者にとっても分かりやすいURLになります。
以下の記事でスラッグについてお伝えしているので、参考にしながら設定をしてみて下さい。
>WordPressのスラッグはグーグルが推奨する形にしよう
ブログのカテゴリーは、他のブログを参考にしても良い
あなたのブログと同じテーマで、かつ成功している(アクセスを集めていたり、検索結果で1位に表示されていたりする)ブログのカテゴリーを参考にしてみましょう。
「ああ、こういうキーワードをカテゴリーにしているんだ」という発見があるかもしれません。
ただ、パクリはダメですよ。それに全く同じものを作るのはオリジナリティが出しにくいですし、大変ですからね。
なので、あくまで参考にする。他のブログのカテゴリーを見て、あなたのブログに合わないカテゴリは省き、必要なカテゴリーは追加していく。
そうやって、あなただけのブログカテゴリーを決めていきましょう。
以上、ブログのカテゴリーについてお伝えしました。
読者に分かりやすいカテゴリーを作ろう
繰り返しますが、カテゴリーの役割は、情報を探しやすくすることです。
読者が情報を探しやすいカテゴリーになっていれば、他の記事も読まれやすくなりますし、結果、アクセス(PV)数も伸びていきます。
さらに読者の満足度につながれば、それが検索エンジンに評価されて、あなたのブログがSEOに強くなる効果も狙えます。
なので、どうしたら読者が情報を探しやすくなるかな?と考えて、ブログのカテゴリーを整理していきましょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。