「ブログの文章力ってどうやって上げられるのかな?」と思ったりしませんか?
他の人はあまり言わないと思うので、はっきり言います。ブログの文章力は、ぶっちゃけその人のセンスが大きく影響してきます。
ただ!安心して下さい。あるポイントを意識することで、ブログの文章力を身に着けることは出来ます。
なぜそう言えるかというと、「センスがない…」と嘆いていた人を、ライターとして育ててきた経験が僕にはあるからです(2019年10月時点でコピーライター歴6年以上です)。
ということでこの記事では、ブログの文章力を高めるための方法を一つ一つお伝えします。
ブログの文章は、相手が理解してくれなければ意味がありません。ブログのアクセスアップも、収益アップも、文章力があってこそです。
読むだけでも文章力が上がるので、今すぐ読んで、今日から試してみてください。
文章力とは
そもそも僕が考える文章力とは、自分の頭の中にある考えや意見を、相手が理解できる言葉に“翻訳”する力のことです。
なので相手の立場に立って、読みづらくないか?分かりやすいか?を徹底的に考え抜くことが重要です。
という話を踏まえた上で、ブログの文章力を鍛える方法をお伝えしていきます。
ブログの文章力を鍛える9の方法
当然ですが、ブログの文章力を高めるには、とにかく書くことが重要です。素振りをしなければ、ヒットやホームランは打てません。
ただ、やみくもに書いてもダメです。なので、以下の方法を意識しながらブログの文章を書いてみてください。
ブログ記事のメッセージは一つに絞る
ブログ記事一つにつき、伝えたいメッセージは一つに絞ります。
なぜなら、あれもこれもと伝えようとすると、逆に伝わらないからです。
Aも大事、Bも大事、Cを実践してみて下さい、とあれこれメッセージを伝えるのではなく、〇〇をしてみて下さい、と一つだけメッセージを伝えるようにしてみて下さい。
「このブログ記事を読んでくれた人に、何が何でも伝えたい、たった一つの重要なことは何だろうか?」と考えてみると、メッセージが絞れてくるはずです。
小学生でも理解できる言葉や表現を使う
ブログを書くときは、たとえ小学生が読んだとしても分かるような言葉や表現を使いましょう。
というのも誤解を恐れずに言うと、それくらい分かりやすく書かないと、理解できない人がいるからです。
難解な専門書よりも、絵本の方がスラスラ読めますよね。あ、絵本みたいに平仮名だけとかそんな文章にしろというわけではないです。
簡単で易しい言葉や表現を使うことで、より読みやすくなるということですね。
なので、以下に注意して、分かりやすい文章を書くようにしてみて下さい。
- 難しい漢字は使わない
- 専門用語は使わない
- マニアックな例え話はしない
曖昧な表現は使わない
ブログの文章には、曖昧な表現を使わないようにしましょう。なぜなら伝わりにくいからです。
たとえば「この問題はかなり難しいです」と言われても、どれくらい難しいのか、さっぱり分かりませんよね。
ただ「この問題は、東大卒の友人が1時間悩んでも答えられなかったくらい難しいです」と書くと、難しさがイメージできると思います。
曖昧な表現は、読者はイメージすることが出来ません。結果、なんだかよく分からない文章になってしまうわけです。
なので、曖昧な表現は使わないようにしましょう。
一文を短くする
ブログを書く際は、一文を短くすることを意識してみましょう。それだけで、読みやすくて分かりやすい文章になります。
句読点「、」が続く長文は読みにくいし、分かりづらいです。なので、一文を短く区切って文章を書いてみて下さい。
PREPを意識する
PREPという構成でブログを書くことで、分かりやすい文章になります。
- P…POINT(結論から先に伝える)
- R…REASON(理由を伝える)
- E…EXAMPLE(具体例を伝える)
- P…POINT(再度、結論を伝える)
PREPを意識して書くだけでも、分かりやすさがグッと上がります。
僕がライターに文章の書き方を教える時は、PREPを意識するようにと必ず伝えます。ホント伝わりやすさが格段に上がるので、おすすめです。
文章だけじゃなくて、会話でもPREPを意識すると、相手に伝わりやすくなります。
以下の記事で詳しくお伝えしているので、普段からPREPを意識してみて下さい。
他のブログを模写する
ここでいう模写とは、文章を書き写すことです。
模写することで、文章力を鍛えることが出来ます。これは僕自身も経験しているので、ホントにおすすめです。
僕は模写を大量にしてきましたが、文章の構成や表現、話の展開などが自分の中にインストールされていくんですよね。それに、長文を書くための文章体力も身につきます。
模写は手書き派とタイピング派に分かれるのですが、個人的には紙にペンで書く手書きをおすすめしたいです。頭に残りやすいと感じているので。
それに実際、スタンヴァンゲル大学とマルセイユ大学の共同研究では、手書きよりもタイピングの方が記憶に定着しやすいという結果が発表されています。
ということからも、タイピングよりも手書きをおすすめします。とはいってもタイピングが効果なしってわけじゃないので、手書きが難しい場合はタイピングで模写してみて下さい。
模写は、文章力を鍛える上でホントおすすめです。あなたがつい読んでしまうブログや、アクセスを集めることに成功しているブログなどの文章を書き写してみて下さい。
参考記事:「ブログの文章が苦手」と感じているなら、模写で文章体力を鍛えよう
色んな世代の人と話す
ブログの文章力を鍛えるには、色んな世代の人と話すこと大事だと考えています。
なぜなら、多様な価値観に触れることが出来て、自分の考えの幅が広がって、色んな人に合わせた文章が書けるようになるからです。
今まで出会わなかったような人たちと話すことで、「あ、こういうリアクションするんだ」とか「こんな意見があるんだ」「こんな風に思うんだ」など、自分にはなかった意見や考えを知ることが出来ます。
実際、僕もコピーライターの駆け出しのころは、積極的に違う世代、違う環境の人たちと話をしてきました。
自分の価値観が変わったり、自分になかった視点を知ることが出来たり、本当に良い経験だったと感じています。
ブログは、様々な人が読んでくれます。小学生や中学生もいれば、バリバリのサラリーマンや専業主婦も読むでしょうし、障害を持っている方や定年を迎えた人が読むかもしれません。
価値観も様々です。環境や経験ももちろん様々ですね。そのように多種多様な人たちを想像しながら文章を書くのと、想像しないで文章を書くのでは、分かりやすさは違ってきます。
なので、積極的に色んな世代の人と話すようにしてみて下さい。即効性はないですが、継続することで考え方が広がって、多くの人に伝わる文章が書けるようになるはずです。
文章作成ツールのスペルチェックを使う
これはブログの文章力というより、正しい日本語を使うことにつながるのですが、文章作成ツールのスペルチェック(校正)を使って誤字脱字を直す癖をつけてみて下さい。
これだけで、読みやすい文章になることがあります。
ワードでも良いですし、グーグルドキュメントのスペルチェックでも良いです。
ブログの文章を一度それらに書いて、スペルチェックして誤字脱字を直すようにしてみて下さい。
ブログの文章を声に出して読む
ブログの文章力をさらに伸ばすために、自分が書いたブログの文章を声に出して読んでみて下さい。
そうすることで、違和感があるところが確認できます。
話の展開がおかしかったり、話が矛盾していたり、読みづらかったり…そのような違和感に気づくことが出来るわけですね。
それらを修正することで、読みやすく、伝わりやすい文章にしていくことが出来ます。
これを繰り返していくことで、より読みやすい文章が書けるようになっていきます。
なのでブログ記事を公開する前に、声に出して読んで確認してみて下さい。
以上、ブログの文章力を鍛える方法をお伝えしました。
ブログの文章力に大きく影響するのは情熱と理念
ありきたりな話かもしれませんが、ブログを通じて誰かにメッセージを届けるためには、自分の情熱や理念がものすごく大事だと感じています。
なぜなら情熱や理念がないまま書く文章は、読み手の心に響かないからです。
僕は過去に、たいして情熱を持てず、理念もなく、ただ商品を売るためだけの文章を書いていたことがありました。
が、当然やる気は出ないし、文章に熱はこもらないんですよね。それが読者には伝わるもので、結局売上もそこまで上がらなかったという経験をしました。
なので、文章を書くうえで情熱と理念は重要だと考えています。
もちろん、この記事でお伝えした文章力を鍛える方法は実践してもらいたいです。
が、そもそも
- なぜブログをやっているのか
- ブログの読者にどうなって欲しいのか
- 誰の役に立ちたいのか(どんな人を助けたいか)
を考えてみると、ブログに情熱がこもり、読み手に響く文章が書けるはずです。なので、1分でも良いのでそれらを考えてみて下さい。
それではお読みいただきありがとうございました。
もしブログのSEOを意識した文章を書きたい場合は、別の記事『SEOライティング初心者は「基本」と「20個のポイント」を抑えよう』も読んでみて下さい。