ブログのプロフィールの書き方には正解はないのですが、
- プロフィールに書いておきたい4つの要素
- プロフィールの書き方における4つのポイント
があります。
「プロフィールに何を書けばいいか分からない…」という状態でも、最低限上記のポイントと書き方をすればたいてい形にはなります。
プロフィールを書くことで、読者に「より興味を持ってもらえる」「親近感を持ってもらえる」「信用してもらえる」といったメリットがあります。難しくないので、これを機にブログ用プロフィールを完成させていきましょう。
ちなみにこのブログのプロフィールは以下の通りです。これを読んでもらったうえでこの記事を読み進めてもらうと、より理解が深まるかなと思います。
さてプロフィールに目を通したら、以下読んでみてください。
ブログのプロフィールに書きたい4つの要素
まずは、ブログのプロフィールに書きたい4つの要素についてお伝えします。
読者はどんな情報が得られるのか?
プロフィールには、ブログを通じて「読者がどんな情報を得られるのか?」を書いておくと良いですね。
というのも、ブログを読む理由を与えるためです。当たり前の話なんですけど、人は「自分にとって得がないもの」には興味を示さない傾向があります。
なので僕のプロフィールには、
たとえブログ初心者だとしても、ゼロから結果を出すための方法を分かりやすくお伝えしていきます。すぐに通用しなくなるような小手先のテクニックや、ブラックな手法は一切触れません。時代が変わってもブログで結果が出るような、本質的な情報をお届けします。
と書いています。
これは、これからブログを始める人に興味を持ってもらうために書いているわけですね。
このように「あなたにとって有益となるような情報が得られますよ!」ということを伝えるためにも、どんな情報が得られるのかをプロフィールに書いておきましょう。
※ただ、どんな情報が得られるのかはブログのテーマが決まっていないと、なかなか書きづらいと思います。もしブログのテーマが決まっていないのであれば、別の記事『ブログのテーマは「需要多い×好き×経験あり」が理想的』を参考に決めてみて下さい。
なぜブログを運営しているのか?
そして、なぜブログを運営しているのかの理由も書くと良いですね。
これは「結局自分が儲かるために、建て前でブログを書いているんじゃないの?ポジショントーク的な」みたいな、読者の反論をつぶすためです。
ブログを大きくしていくために、有益な情報を出し惜しみせずに書くことはすごく大事です。が、そうすることで逆に読者から「なんでこんなに良い情報を無料で出すの?なんか裏があるんじゃないの?」と思われることもあるわけですね。
なので読者に信用してもらうために、ブログを運営している正当な理由を書いていきましょう。
僕の場合は、以下のように書いています。
しかし、僕には一つ後悔がありました。後悔というか、やりきれなかったことです。
それは、メンバーや後輩に僕が培ってきたノウハウを残しきれなかったということです。彼らが作る制作物(セールスレターやメルマガ、SEO記事や企画書など…)のフィードバックや指導は対面でやっていて、チャットにもメモとして残しているのですが、誰でも分かるように体系化した資料はあまりありませんでした。
というのも、僕の中にある“暗黙知”の領域を、言語化していなかったからです。だから、僕にしか分からなかったことに関する資料がない。これでは人を育てる上で失格です。
なので、自分の経験や知識を改めて“言語化”しようということで、こうしてブログをやっています。
あとよくある例としては、
- 過去、自分は〇〇に悩んでいた。一人でも同じ境遇の人の役に立てればと思って、ブログを始めた
- 世の中、間違った情報が出回っている。業界健全化のためにも、正しい情報を発信していきたい
みたいな感じですね。
まあ、収入目的でブログを始めた場合もあると思いますけど…その場合はストレートに書かないほうが良いですね。そうではなくて、自分がブログを書くことで、世の中がどう良くなっていくのか?ということを考えて、それをブログ運営の理由として書いてみて下さい。
どんな理想を目指しているのか?
そして、どんな理想を目指してブログを運営しているのかも書いていきましょう。
これは、人が共感できるような理想を掲げることで、ファンを作っていくことが出来るからです。「海賊王に俺はなる!」と理想を掲げたルフィに、仲間が集まっていく感じですね。
高い理想を掲げて、本気でその理想に立ち向かう姿勢というのは、人を感動させるものです。それに応援したくなりますよね。ブログとはいえ、理想はあったほうが絶対に良いです。
僕の場合は、
僕はどんな小さなことであれ、経験から得られた教訓というのは、誰かの役に立つものだと考えています。世の中これだけ多くの人がいるわけですから、彼ら一人一人が教訓を世の中に残すことが出来たら、きっとより良い世の中になっていくんじゃないかなと。もちろん全員がブログをやることはないでしょうけど。
私利私欲のために作られた薄っぺらいブログではなく、血の通った教訓を伝えて誰かを救うブログがあふれて欲しい、そう思っています。
と書いています。
また理想というのは、読者や世の中の理想とマッチしているとベストですね。
例えばグーグルの理念(使命)は、
Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。
引用元:Googleについて
というものですけど、これは人類の発展につながるものです。だからこそ、世界トップレベルの企業になっているのかもしれません。グーグルがその理念を実現することで、みんなの生活の質が高まる(と感じている人がいる)。そりゃ、世の中から応援されないわけがないです。
もちろんそこまで大層な理想じゃなくてOKですけど、「世の中をこうしていきたい」「〇〇という理想を目指したい」といった熱い想いを書いていきたいですね。
自分はどんな人となりなのか?
そして最後に、自分がどんな人間なのかも書いておきましょう。親近感を持ってもらったり、読者に共通点を見つけてもらうためですね。
- 経歴
- 出身地
- 年齢
- 血液型
- 性格
- 趣味
- 好きなもの・嫌いなもの
- 尊敬するもの
など、うざくならない程度に書いておきましょう。
あまりにも長々と書きすぎると「いや、聞いてねーし」みたいに、読者に嫌がられるかもしれません。なので、さらっと書く程度で大丈夫です。
以上。
ここでお伝えしたのは「書きたい要素」についてでしたが、次はプロフィールの書き方のポイントについてお伝えしていきます。
ブログのプロフィールの書き方4つのポイント
ブログのプロフィールの書き方のポイントは、次の4つです。
- 冒頭で興味を引かせる
- ストーリーを書く
- 感情を書く
- フォローやブックマークをお願いする
プロフィールを読んでくれる人は、おそらくまだあなたの大ファンってわけではないと思います。なので、ちょっとでも「つまらないな」と感じられたら、プロフィールを読まれることなく閉じられてしまいます。
なので、以下の4つのポイントを意識してプロフィールを書いていきましょう。
冒頭で興味を引かせる
ブログのプロフィールの冒頭には、読者の目を引かせる文章を書いていきます。
というのも、冒頭がつまらなかったら以降の文章は読まれないからです。お笑いの漫才でも、小説でもドラマでも、最初で興味がわかなかったら「続きを見よう(聞こう)」なんて思わないですよね。
なので、冒頭に興味を引かせる文章を書いていきます。
抽象的なんですけど、
- 「え、どういうこと?」
- 「ん、なになに続きは?」
と思ってしまうような文章を書く、ということですね。
例えば僕のプロフィールは、以下のような冒頭文を書いています。
何かに人生を救われることってあると思うのですが、僕の場合はブログに人生救われたんです。
あれは2009年6月のことでした。その当時の僕は対人恐怖症だったこともあり、会社という組織に馴染むことが出来ず、新卒で入ったIT企業を自主退職をしたんです。
「ブログに人生救われた」という言葉を書くことで、どう救われたのか?を知りたくさせることを狙っています。また「対人恐怖症で、新卒で入った企業を退職した」と、その先が気になるような書き方をしています。
結論から言わずに、あえて続きが気になるような書き方をする。こうすることで、興味を引かせることが出来ます。
お笑い芸人の松本人志は、トークの冒頭で「この前、めっちゃ腹立つことがあったんですよ!」みたいな言い方をするんですけど、「え、腹立つことって何?」と興味を引いているんですね。
またある書籍は「僕は、死んだ方が社会にとって有益な人間です。」と、ギョッとするような文章で始まります。どういうことだろう…と、思わず興味がわいてしまいますよね。
そのように「つい引き込まれてしまう言葉」を冒頭に書けるとベストです。慣性の法則と同じで、一度興味がわいたら続きをスッと読んでしまうものです。
なので、話が上手い人のトークや小説の冒頭などを参考にしながら、読者の興味を引く冒頭文を書いてみて下さい。
ストーリーを書く
そしてただ時系列を箇条書きするのではなくて、ストーリー形式で書いていきます。
読者をさらに引き込むためですね。それに桃太郎や浦島太郎の物語を簡単に思い出せるように、ストーリーは印象に残りやすいです。つまり、読者に自分のことを覚えてもらいやすいんですよね。
なので、ストーリー形式で書くことをおすすめします。
とはいっても、本格的にストーリーを書くのは大変なので、ここでは簡易的なストーリーの型をお伝えしますね。
- 転機が訪れる前の話(どん底やネガティブな話)
- 転機が訪れた時の話(生活が一変するきっかけ)
- 転機が訪れた後の話(試練を乗り越えて成長した話)
- なぜブログを運営することになったのか
- これからどうしていきたいのか
という内容を順に書いていく感じです。
また具体的な描写を入れることで、リアリティが増します。その時は何月何日だったのか、場所はどこだったのかとか、細かく書くとベスト。さらに自分の写真を入れると、読者はあなたのことをよりリアルに感じることが出来ますね。
過去を振り返って、上記に当てはめながらプロフィールを書いてみて下さい。
ちなみにストーリーを深く追求したい場合、以下の2冊がおすすめです。人を引き込む文章を書くうえで、知っておきたい「神話の法則」が学べます。
>英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー 12のアーキタイプを知り、人生と世界を変える
感情を書く
そして文章の途中で「当時の自分の感情」を書くことで、より人間味のあるプロフィールになっていきます。
例えば何かを経験した時の話をするのであれば、その時どんなことを思ったのか?どんな感情になったのか?を書くということですね。
たとえば僕の場合、以下のようなことをプロフィールに載せています。
人事担当者に「お前の人生、これから落ちるだけだよ」みたいなこと言われました。「うるせー、てめーに何が分かる」と内心怒りを覚えたのですが、まあ僕の責任だし仕方がない。
こういった人間臭い感情を書くことで、親近感を抱かせることが出来るものです。それに読者に共感してもらって、好感度が上がるかもしれません。
機械的な文章ほどつまらないものはないですから、プロフィールにはあなたの感情を散りばめていきましょう。
フォローやブックマークをお願いする
プロフィールを最後まで読んでくれたということは、あなたに対して興味がわいている可能性があります。
なので、そのタイミングでSNSのフォローやブログのブックマークをお願いしましょう。というのも、読者との関係を維持するためです。
恋愛と同じで、良い雰囲気になったら連絡先を交換しますよね。ただ、交換しなかったら連絡ができないので、二度と会えないかもしれません。それって非常にもったいないです。
読者との関係を維持することが出来れば、新しいブログ記事も読んでくれるかもしれないし、ブログ記事をシェアしてくれるかもしれません。それに読者とメッセージをやり取りして、ブログ改善のヒントを得られるかもしれないわけです。
そのチャンスを逃さないためにも、プロフィールにはSNSフォローやブックマーク追加のお願いを書いておきましょう。メルマガを運営しているのであれば、メルマガ登録を促しても良いですね。
以上、プロフィールの書き方についてお伝えしました。
最後に改めて、プロフィールを書くことによるメリットについてお伝えしておきます。
ブログのプロフィールの3つのメリット
興味をより持ってもらえる
ブログのプロフィールのメリットの一つは、読者に興味をより持ってもらえるということです。
そもそも、ブログのプロフィールを読みに来る人は、興味が全くゼロってことはないんですよ。
おそらく検索エンジンかSNSからブログ記事にたどり着いて、そして「この記事を書いている人ってどんな人なんだろう?」と思って、プロフィールページを見るわけですね。
ただ、この時点では興味度は低いです。当然まだファンではないだろうし、「この人の情報をもっと欲しい!」とは思っていない可能性が高いです。
なので、プロフィールを読ませて、
「へえ~、こんな経歴があるんだ。面白い人だな」
「こんな実績があるから、あんな分かりやすい記事が書けるんだ」
「あ~、なんか自分と似ているなあ」
と興味を持ってもらって、またブログを読んでくれるようにしていくわけですね。
親近感を持ってもらえる
そして二つ目のメリットは、親近感を持ってもらえるということです。
親近感を持っていない人の話って、ぶっちゃけ聞く気にならないですよね。知らない人からの忠告は聞かないけど、知っている人の話にはつい耳を傾けてしまうと思います。
それと同じで、親近感がない人のブログよりも、親近感がある人のブログの方が読む気になりますからね。それに、ファンも付きやすいです。
信用してもらえる
3つ目のメリットは、読者から信用してもらえる(確率が上がる)ということです。
例えばですけど、プロフィールがないブログのダイエット情報よりも、「過去にダイエットで苦しんでいたけど成功した」というプロフィールがあるブログの方が、信用できますよね。僕はプロフィールが載っていない人の情報は、まず信じません(プロフィールが載っていても鵜呑みにすることはないですけど…)。
プロフィールを載せることで信用してもらえて、関連記事を読んでもらえるかもしれない。フォローしてくれるかもしれない。と、メリットがあるわけです。
プロフィール載せるデメリットはないと僕は考えています。なので、ここでお伝えしたプロフィールの書き方を参考にして、作ってみて下さい。
プロフィールは読者の目につく場所に設置する
プロフィールは書いただけではダメで、読んでもらわなければ意味がありません。
なので、読者の目につく場所に設置しておきましょう。
- グローバルメニュー
- 各記事の下
- サイドバー
- フッター
など、しっかりプロフィールページをアピールしていくと良いですね(設置方法はこの記事では割愛します)。
以上、参考にしてもらえればなと。
プロフィールは嘘を書かずに等身大の自分を書こう
ついプロフィールで自分をすごい人アピールしようとして、嘘をついてしまったり、実力以上のことを言ってしまったりしてしまうものです。
短期的に見たら、それで騙される(あえて騙されるという言葉を使います)人もいるかもしれません。が、長期的に見たらリスク以外の何物でもないです。
嘘をついたら、嘘をつき続けなければいけません。それはきついですし、無理があります。そしてボロは絶対に出ます。絶対に(経験済み)。そして悪いうわさがSNSで広まってしまったら…と考えると、嘘をつくメリットはないです。
超絶すごい実績なんかなくても大丈夫です。
先ほどもお伝えしたように、
- 読者はどんな情報が得られるのか
- なぜブログを運営しているのか
- どんな理想を目指しているのか
- どんな人となりなのか
を自分の言葉で、嘘をつかずに書いていきましょう。
真摯に読者と向き合うことで、読者の心を動かして、ファンが増えていくものですからね。
それではお読みいただきありがとうございました。