ブログの口調は「ですます調」が良いのか、「である調」が良いのか迷っているかもしれません。
が、結論から言うと、あなたがブログでどんなキャラクターを演出したいかによって口調は決めた方が良いです。
例えば、ブログの読者に「この人優しそうだな」「親切そうだな」「礼儀正しい人だな」と思われるようなキャラクターを演じたいのであれば、ですます調の方が合ってますね。
一方、ブログの読者に「この人なんか自信たっぷりだな」「なんか落ち着きがあって、博識っぽいな」なんて思われるようなキャラクターを演じたいのであれば、である調の方が合っているかなと。
そのように、読者からどう思われたいかを考えて、口調を決めると良いですね。
ただ、どんな口調を使うにしても「相手に与える良いイメージと悪いイメージ」があるものです。なので、それらを理解した上で、口調を決めてみてください。
※ちなみに、口調によってGoogleの検索結果で上位に表示されやすいとか、アクセスが増えやすいとか、そんなことは一切ないのでご安心を。
ですます調のイメージ
まずは「ですます調」のイメージについてお伝えします。
礼儀正しい
ですます調は敬語なので、礼儀正しいイメージがありますよね。
ちゃんとしているとか、人としての常識を持っているとか、マナーをわきまえているとか、そんなイメージがあります。
検索から初めてあなたのブログに訪れた人は、言わば初対面です。
初対面の相手にタメ口を使ってしまったら「なんだこいつ、感じ悪いな」と思われるかもしれません。が、ですます調ならまず悪い印象は与えませんね。
口調が気にくわないという理由でブログを閉じられることもあるので、そう考えると、ですます調は無難な口調ですね。
実際僕はブログをかれこれ11年くらいやっていますが、ですます調が原因で読者から批判されたことはないです。それに不利益を被ったこともないですね。
※企業やビジネス系のブログ、読者が高齢者のブログや高級感のあるブログなど、そのような場合は「ですます調」が向いています。
堅苦しい
ただ、ですます調は読者に堅苦しいイメージを与えてしまうかもしれません。
ですます調だからと言って嫌われることはないとは思いますが、「とっつきにくい」「絡みづらい」なんて、読者から思われるかもしれません。
もちろん、これは個人によって受け取り方が違いますけどね。ただ、ですます調よりも、フランクな口調の方が打ち解けやすい人もいるので。
もしブログ読者と和気あいあいと、フランクに楽しく盛り上がっていきたいのなら、ですます調は不向きかもしれませんね。
である調のイメージ
さて次に、である調のイメージです。
イメージを共有しやすいように、この章では口調をである調で書いてみますね。
自信に満ちている
「~である」「それは~だ」といった「である調」というのは、自信に満ちている印象を与えることが出来る。
人によっては「頭が良く、自信家で、頼りがいのある」なんてイメージを抱くかもしれない。
人生経験が豊富で、どこか落ち着きがあり、しかし自分の軸を持っている。そんな印象だ。
上から目線でむかつく
とはいっても、である口調が苦手な人がいることも事実だ。
この口調が「上から目線でモノを語っている」という印象を与えてしまい、相手をムカつかせてしまうこともあるかもしれない。
それに、どこかとっつきにくいイメージもある。偉大な先生というか、近寄りがたい存在というか、そんなイメージだ。
もしかしたら「である調」を使っていることが原因で、ブログ読者からのお問い合わせやコメントが少なくなっているのかもしれない。
親近感を与えたいのであれば、である調は使わないほうが良いだろう。もちろん、可愛らしいブログにもこの口調は不向きだ。
…という感じで、イメージをお伝えしました。
先ほどもお伝えしたように、人によって受け取り方は違います。
ただ、口調によって読者に与えるイメージや印象が変わるということを、改めて理解しておいてください。実際、僕はである調のブログは苦手。なんか腹立つ。なんでそんな偉そうやねんと。
さて次に、デメリットに関してお伝えします。
である調のデメリット
ですます調にこれといったデメリットはないのですが、である調はブログを運営するうえでデメリットがあります。
それは、読者への返信がしづらいということです。
たとえば、ブログ読者からコメントや問い合わせの返信をするとしましょう。
読者からの真剣な悩みに対して「それは~したほうが良いだろう」と返すのは、どこか違和感があるかもしれません。
だからといって読者の返信にだけ、ですます調で「それは~という風にしてみることをおすすめします」と書いてしまったら、キャラクターがブレてしまいますよね。口調に一貫性がないので。「この人ってどんな人なんだろう…」と相手に思われるかもしれないわけです。
これらをデメリットと感じないのであれば、である調でも良いと思います。
が、僕の場合は口調がブレるのが嫌なので、ですます調で統一しています。
口調は“ブログが書きやすいか”も重要
ブログの口調は、読者にどんなイメージを持ってもらいたいかを考えて決める、と冒頭でお伝えしました。ただ実際問題、その口調でブログ記事が書きやすいかどうかも重要です。
例えば、である調だと、ブログ記事が書きづらいと感じるかもしれません。僕が実際にそうでした。過去、他のブログでは「~である。」「~と私は思う。」みたいに書いたことがあるのですが、なんか気持ち悪かったんですよね。
なんでかというと、僕は元々そんなキャラじゃないからです。日常生活で「~である」なんて一度も使ったことがなかったので、そのような口調でブログを書くことに違和感があったんですよね。
これも人によるので、ですます調の方がブログを書きやすいとか、である調の方が自分にしっくりくるとか、それぞれ合う合わないがあると思います。
が、ブログというのは、一人の読者に向かって話しかけるように書くことが重要です。その方が、文章に気持ちや感情をこめやすいですからね。
なので、普段あなたが誰かに話しかけるような口調で書くのが、おそらく一番自然に文章を書けるはずです。
「自信たっぷりに見せたいから“である調”を使おう!」と思って使ったとしても、もしブログが中々書きづらいのであれば、別の口調にすることをおすすめします。
ブログの口調は「ですます調」の方が無難
個人的な意見を言わせてもらえれば、なんだかんだ「ですます調」の方が無難だと考えています。下手に敵を作らないからですね。
である調がしっくり来るキャラクターを絶対に演じなければいけない理由がないのであれば、ですます調でブログを運営することをおすすめします。
ですます調だと感情が表現しにくい、なんて言う人もいますが、いやいや、感情表現できますからね。
というか感情を表現するところは、別にですます調を使わずに「おっしゃ!最高!」みたいに書けばいいだけですから。全文「~です」「~ます」に統一しなければいけない、なんて決まりなんてないので。
以上、参考にしてみて下さい。