現役コピーライターが本当におすすめするコピーライティング本10選

現役コピーライターが本当におすすめするコピーライティング本10選

「コピーライティングの本ってどれから読めばいいんだろう?Amazonレビューを見てもいまいち分からない…」

ということでこの記事では、現役のコピーライターである僕がおすすめするコピーライティング本を10冊紹介します。

もちろん全て僕自身が目を通していて、これらの本で学んだことを活かしてセールスレターを書き、累計2億円以上売り上げてきました。

また後輩や新人のライター、インターン生にも課題図書として読んでもらってきた本です。マニアックな本は避けて、分かりやすくて実践しやすいものに絞っています。

一部、コピーライティングとは直接関係のない本も紹介していますが、あなたの中に眠る「売る力」をアップさせる良書です。

ツイッターでもプチバズったので、きっとお役に立てるはず。

ということで、ぜひ参考にしてみて下さい。

究極のセールスレター

セールスレターの作り方を知りたい場合におすすめの本が「究極のセールスレター」です。

僕の経験上ですが、セールスレターを書くのであれば、細かいテクニックや心理学よりも「型」を知った方が書けます。

白紙にゼロからセールスレターを書くよりも、型を参考にして当てはめていくほうが速く書けますからね。

そしてその「型」を学べるのがこの本です。

ちなみに著者のダンケネディは、ダイレクトレスポンスマーケティングやセールスコピーライティングを学ぶ上で外せない(と個人的に思っている)人物の1人です(2019年8月末にお亡くなりになりました)。

またダンケネディ関連の教材はダイレクト出版という会社が販売していますが、数万円~10万円以上する場合もあるので、まずは本から学ぶのがおすすめです。

※余談ですが、僕がコピーライティングやセールスレターを学ぶ上で一番復習した回数が多いのは、本ではなくて教材の「ネットビジネス大百科」です。1万円ですが、これまで僕はコピーライティングで2億円以上売り上げてきたので、余裕で元は取ってます。ただいきなり1万円は敷居が高いと思うので、まずは書籍でコピーライティングを学んでみて下さい。

禁断のセールスコピーライティング

売る文章を書くスキルを身に着けたい場合におすすめの本が「禁断のセールスコピーライティング」です。

神田昌典さんの本は、とにかく分かりやすいのでおすすめ!難しい専門用語は使わないし、口語体なので読みやすい(個人的に)。

コピーライティング関連の本って、知識のない初心者にとっては難しい場合があります。

かといって、「伝え方が9割」みたいな一般人向けの本では、ぶっちゃけコピーライティングやセールスレターを書く力は身につきません。

分かりやすく、かつ実践的な内容を伝えてくれるのが神田さんであり、売る文章について学べるのがこの本ですね。

以前勤めていた会社では、コピーライターの後輩やインターン生に読んでもらっていました。そしてその後輩やインターン生が書いたセールスレターも数百万円以上売上を出しています。

この本に限らず、神田さんの本はホントにおすすめです。「稼ぐ言葉の法則」も分かりやすくておすすめなので、良かったら併せて読んでみて下さい。

僕はこの記事を書いている時点(2019年3月)ではコピーライティング歴6年以上なのですが、今読んでも神田さんの本は勉強になります。

10倍売る人の文章術

おすすめコピーライティング本「10倍売る人の文章術」

シュガーマンの「10倍売る人の文章術」は、コピーライティングのテクニックを身に着けたい場合におすすめです。

セールスレターの詳しい作り方は載っていないのですが、コピーライティングについての概念やテクニック、また人を動かす心理学について学べます。

反応に差が出る22のポイント(書き方)や、人の心を動かす22の心理トリガーなど、役に立つ内容が満載です。

例えばごく一部ですが、以下のような内容が載っています。

  • 読む気がなかった人の注意を引き、読ませる秘密
  • お客を爆発的に増やす文章を書くためのコツ
  • コピーの最適な長さについて
  • 一度書き上げたコピーの編集方法
  • シンプルに説明する場合と、複雑に説明すべき場合
  • 価格の見せ方について
  • どう書けば人は動くのか
  • 感情移入させる方法
  • etc…

ちなみにメンタリストDaiGoもおススメしている本ですね。

コピーライターだけでなく、商品を売ったり、人の心を巧みに動かしたりしたい人にホントおすすめです。

ザ・コピーライティング

「ザ・コピーライティング」も初級者~中級者以上におすすめの本です。

コピーライティングの考え方や書くべき要素、テクニックなどを知ることが出来ます。

しかしこの本だけでは、セールスレターを一人で書けるようにならないと個人的に感じています。

というのも、僕自身がコピーライターになりたての頃に読んだのですが、全然書けなかったからですね。

すぐに自分のビジネスに応用したいと考えていたり、一週間後にセールスレターを完成させないといけなかったり、もしすぐにコピーライティングを実践するのであれば神田さんの本の方がおすすめかなあ…という感じです。あくまで僕の個人的な意見ですが。

とはいっても有名な本ですし、僕が会ってきたコピーライターはたいてい読んでいますね。

必須ではないですが、知識や(コピーライティングの)歴史を学べるのでおすすめです。

バカ売れキーワード1000

おすすめコピーライティング本「バカ売れキーワード1000」

「バカ売れキーワード1000」はタイトルの通り、何かを売る際に使える例文が1000個紹介されている本です。

なぜこれがおすすめなのかというと、コピーライティングは「事例」や「例文」を知っていれば知っているほど書きやすくなるからです。

コピーライティングは一部の人の間では、「クリエイティブ(創造的)」ではなくて「コネクティブ(連結)」と言われています。

どういうことかというと、コピーライティングは「全くのゼロから新しい言葉を生み出すこと」ではなくて、「反応が良い既存の言葉を組み合わせること」に近い作業なんですよね。

例えば以下は、僕が企画・立ち上げに携わった「短期集中型の英会話教室」のセールスレターのキャッチコピーです(レターも全て僕が作っています)。

キャッチコピーのサンプル

上記のキャッチコピーは有名なテンプレ「私たちに〇日(相手が驚くような期間)だけください。あなたを〇〇(相手が望んでいる状態)にしてみせます」を元にして作っています。

言わば成功事例を取り入れて作るわけなので、全くのゼロからオリジナリティを発揮して作るよりもリスクが少ないんですよね。

また、事例や例文を知っていれば知っているほど、「この部分にはあのキャッチコピーを使おう」とアイディアが閃いてくるものです。

手元に「事例」や「例文」、また「アイディア」があるのとないのとでは、コピーを書く速さも、コピーがうまく行く確率も全然違います。

なので、ゼロから書いて失敗しないためにも、ぜひこの本を参考にしてみて下さい。

※ちなみに本格的なキャッチコピーのサンプル集は、ダイレクト出版が売っている「コピーライティングツールボックス」という教材が超おすすめです。1万円以上しますが、この教材にどれだけ助けられたことか。

不変のマーケティング

おすすめコピーライティング本「不変のマーケティング」

コピーライティングを実践するのにあたって欠かせないのが「マーケティング」の知識です。

コピーライティングしかできない人って、僕はぶっちゃけ微妙だなと感じます。

なぜなら商品を売ったり、人を動かしたりするためには、文章テクニックよりも「商品やサービス、紹介する物のオファー」の方がはるかに重要だと僕は考えているからです。

例えば、ライザップのように「30日間全額返金保証」がついているパーソナルダイエットジムと、保証がついていないジムがあったら、どちらの方が魅力的に感じるでしょうか。もちろん前者ですよね。

そのように、どうしたら商品やサービスが魅力的になるのか、ということが分かっていないと、魅力を伝える文章は書けません。

またマーケティングの知識があれば、コピーライティングやセールスレターを書く前に「もっとこうしたら商品やサービスのオファーが強くなるんじゃないか?」という改善点が浮かびます。

僕は今でもセールスレターを書く仕事をしますが、商品やサービスの改善案を先方に伝えることも多々あります。

売上や利益を高めるためには、文章テクニックだけでは無理です。オファーを強化する力や、マーケティングの知識が必要。

なので、コピーライティングと併せてマーケティングの知識を入れていきましょう。神田さんの本はとても分かりやすいのでおすすめです。

ハイパワーマーケティング

「ハイパワーマーケティング」は、よりマーケティングの詳しい知識を身に着けたい場合におすすめです。

コピーライティングやマーケティングに携わるのであれば、目を通しておきたい一冊ですね。

セールスレターを書く前にハイパワーマーケティングを読むことで、「この要素をレターに盛り込もう」というアイディアが湧いてきます。

先ほども言ったように、どうすればより売れるのかが分からないと、人を惹きつけるコピーライティングやセールスレターを書くことは難しいです。

分厚い本で最初は難しく感じるかもしれませんが、きっとあなたの「売る力」を強化してくれるはず。2005年に作られた本ですが、今でも参考になりまくりですよホント。

これも後輩や新人コピーライターには絶対に読んでもらっていました。

影響力の武器

「影響力の武器」は直接コピーライティングに関わる内容ではないのですが、人を動かす以下の心理学について学べます。

  • 理由による行動喚起
  • 返報性の原理
  • コミットメントと一貫性
  • 社会的証明
  • 好意
  • 権威
  • 希少性

上記の心理学は机上の空論ではなく、実験の結果を元に語られています。

例えば、コンビニのトイレの壁に貼られている「いつも綺麗にお使いいただきありがとうございます」という紙あるじゃないですか。

あれは「社会的証明」を応用したもので、要は「みんなが綺麗に使っているってことだよな、自分もそうしよう」と相手に思わせる効果を狙っているんですよね(すべての人がそう思うわけではないですが)。

そのように、いわゆる行動経済学や社会心理学といったものについて学べます。

どれもコピーライティングやマーケティングに応用できるので、一読の価値ありです。

「人はどうしたら動くのか?」という心理を知ることで、商売やビジネスの売上を上げるアイディアを思いついたりしますからね。

極端な言い方ですが、行動経済学や社会心理学を知っていればコンサルティングをすることだって可能です。

コピーライターの間でも有名な本なので、ぜひ目を通してみることをおすすめします。

「実践編」と「戦略編」もあるのですが、ノーマルの本(上記URLで紹介しているもの)が個人的には分かりやすくておすすめです。

ライターズ・ジャーニー

「ライターズ・ジャーニー」は、コピーライティングを学んでいる初級者から中級者以上におすすめの本です。

というのも、具体的なコピーライティングのテクニックが載っているわけではないからです。

内容は「神話の法則」という、人が惹きこまれてしまう物語の構成をどのようにあなたの文章に当てはめていくのか、を解説したものです。

要は、「ストーリー」について学べる本ですね。

個人的にですが、これからコピーライティングを勉強する初心者の場合は、下手にストーリーを意識するよりも、セールスレターのテンプレートやテクニックを知っていったほうが良いです。

なぜなら「ストーリー」という抽象的な知識があっても、「売る文章」を書けるとは限らないからです。売るためには「型」や「テクニック」、また「人の心理」を知らないと厳しい。

なので、ある程度コピーライティングに慣れてきてから読んでみて下さい。

※余談ですが、桃太郎のあらすじって、言えますよね?おそらく日本人なら大抵の人が言えると思いますが、それくらい「ストーリー」は記憶に定着しやすいです。そのように「人の記憶に強烈に残らせる」ためのストーリーが学べます。

入門!論理学(中公新書)

おすすめコピーライティング本「入門!論理学」

「入門!論理学」もコピーライティングとは直接関係ないのですが、おすすめしたい本です。

というのも、そもそも論理的な日本語を書けないと、読んでもらえる文章なんて書けないからです。

文章の前後で言っていることが違っていたり、接続詞が正しくなかったり、日本語として間違っていたり、そのような文章は読んでいて疲れます。

コピーライティングは、相手をいかに疲れさせずに読み切らせるか、ということが重要です。そのためにも、論理的に正しい日本語を書けないとダメ。

僕はこれまで後輩や新人コピーライターが作った文章を添削してきましたが、コピーライティングうんぬんの前に日本語が出来ていないことが多々ありました。

接続詞がおかしい、論理が破たんしている、文章がつながっていないなど…。厳しい言葉で言えば、そのような文章は論外なんです。

仮に文章に自信があったとしても、一度読んでみることをおすすめします。

「あ、日本語ってこう書くんだ」とか「こうすれば矛盾がなく書けるのか」とか、改めて発見があるはず。

以上、コピーライティングのおすすめ本を紹介しました。

本音:気になったコピーライティング本は全部読もう

コピーライティングのおすすめ本を紹介しましたが、「気になったコピーライティングの本は全部読もう!」というのが本音です。

あなたがコピーライティングをどれくらい身に着けたいのかは分かりませんが、お金を稼ぎたくてコピーライティングを身に付けたいのであれば、勉強し続ける必要があると僕は考えています。

なぜなら、コピーライティングは一長一短で身につくものではないからです。

実際、多数のコピーライターを育成しているダイレクト出版の代表・小川さんとお会いした時、「一人で売れる商品を作って、1人で売れるセールスレターを書けるようになるには3年かかる」と言ってました。

僕も同感です。それくらい時間かかります。1冊読んだ程度でコピーライティングは身につきません。

なので、ここで紹介している以外の本も、気になったらどんどん読んでみて下さい。

実際、僕は以下のように気になる本は片っ端から読んでいました。

コピーライティングのおすすめ本

多い時は月に60冊以上買ってましたね。

そこまでしなくても良いですが、やっぱり本を読むと知識や「型」がたまっていくので、コピーを書く際に役に立ちます。

もし「稼ぐ文章を書きたい!」と強く思うのであれば、気になった本はとりあえず読んでみて下さい。最初は立ち読みでも良いので。

本を読んだら実践することがコピーライティング上達の秘訣

もちろん本を読むだけではなくて、実践することも大事ですよ。

本で学んだコピーライティングを実践してみる。そして反応率(クリック率や成約率など)を計測する。改善してさらに反応率の変化を見る。

そのような試行錯誤の繰り返しでコピーライティングは身についていきます。

最初はうまく書けなくて当たり前なので、本を読んで、実践して、自分のペースでコピーライティングを身に着けていきましょう。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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