2019年1月時点では、日本語でのmeta description(メタディスクリプション)の文字数は、スマホだと全角約60文字、PCだと全角約110文字が表示されます。
スマホを考慮すると、全角60文字以内に検索ユーザーの目を引く meta description を書きたいところです。
meta description は、クリック率に影響すると言われています。1人でも多くのアクセスを集める集めるために、適切な書き方をしていきましょう。
ということでこの記事では、meta descriptionの文字数と、書き方について具体的にお伝えします。
書き方を少し変えるだけでアクセスが増加することもあるので、この記事を読んでmeta description を書き直してみて下さい。
それではまずは、表示文字数から改めてお伝えしますね。
meta description の表示文字数
僕が検証したところ、meta description(検索結果に表示される検索スニペット)に省略されずに表示される文字数は、スマホとPCでそれぞれ以下の通りです。
descriptionが省略されずに表示された文字数(全角) | |||
平均 | 最小 | 最大 | |
スマホ | 約60 | 58.5 | 66.5 |
PC | 約110 | 109 | 115.5 |
※自サイトの記事を20個を選んで、検索結果に表示されたdescriptionの文字数を全角でカウントしました。
以下の画像のようにスマホだと、省略されずに表示されたdescriptionの文字数の最小は、全角58.5文字でした。
そしてPCの場合は、省略されずに表示されたdescriptionの文字数の最小は、全角109文字でした。
検索キーワードとdescriptionによって表示される文字数が異なるので、明確に「〇文字」と決まっているわけではなさそうです。
じゃあどんな書き方をすればよいのかということですが、次でお伝えします。
meta descriptionの書き方|7つのポイント
今はスマホが主流なので全角約60文字以内に、検索ユーザーの目を引く meta description を書いていくのが理想です。
ということで、以下のポイントを意識しながら書いてみて下さい。
- 結論から書く
- キーワードを入れる
- キーワードを前の方に入れる
- キーワードを乱用しない
- メリットを書く(可能であれば)
- 行動促し文を書く(可能であれば)
- 各ページの内容に合ったmeta descriptionを書く
一つ一つはシンプルなので、今日から取り入れてみて下さい。
それでは見ていきましょう。
書き方1.結論から書く
meta descriptionは、結論から書いていきます。
この場合の結論とは、検索ユーザーのニーズ(知りたいことや求めていること)に対する結論です。
イメージとしては、検索ユーザーの質問に結論から答える感じです。
なぜ結論から書くのかというと、検索ユーザーのニーズを“素早く”満たすことがSEOにおいて重要だからです。
グーグルは、ページの表示速度だけではなくて、検索ユーザーが目的を達成する速度にもこだわっています。
それにグーグルの元CEOのエリック・シュミット氏は、「答えが分かっているなら、消費者(ユーザー)にクリックさせないほうが良い」と語っています。
僕も同じ考えで、答えを手に入れるまでの労力は出来る限り少なくするべきと考えています。その方が親切ですし、相手の労力(エネルギー)を奪わないからです。
例えばこの記事のmeta descriptionは以下のように、記事の中身を読まなくてもある程度答えが分かるようにしています。
2019年1月時点だと、日本語でのmeta descriptionの表示文字数はPC全角約110文字、スマホ全角約60文字です。クリック率を高めるための書き方もお伝えしているので、参考にしてみて下さい。
検索ユーザーの「meta description の文字数って何文字?」という問いに、結論から答えています。
検索ユーザーの問いに答えることをイメージして、meta descriptionは結論から書いていきましょう。
書き方2.キーワードを入れる
meta descriptionには、キーワードを入れていきます。
というのも、検索ユーザーに「あ、私が知りたいことが書かれていそう」と思わせるためです。
例えば、「ABC」というキーワードに対してページを作ったのなら、その「ABC」をmeta descriptionにも入れるということですね。
検索結果に表示されるdescription内の検索キーワードは、太字になって強調されます。
検索ユーザーの目につきやすくなりますね。
書き方3.キーワードは前の方に入れる
そしてキーワードは、出来る限りmeta descriptionの前の方に入れていきます。
少しでも早く「私が知りたいことが書いてある」と、検索ユーザーに思わせるためですね。
書き方4.キーワードを乱用しない
だからといって、むやみにキーワードを乱用するのはNGです。
グーグルが“避けるべき”としていますし、スパムと判定される恐れがあるからですね。
参考:Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
書き方5.メリットを書く
おそらく「結論」を書いた時点で、60文字を超えてしまうことがあると思います。
その場合はスマホでは表示されないのですが、PCでの検索を意識して“記事を読むメリット”を書いていきましょう。メリットを書くことで検索ユーザーは興味がわいて、クリックしてくれるからです。
このページを読むことで得られるメリット、もしくはこのページを読むことで避けられるデメリットを書いて、クリックさせていきましょう。
書き方6.行動促し文を入れる(可能であれば)
そしてまだ文字数をオーバーしていなければ、meta descriptionの最後に行動を促す文章を書いていきます。
- 読んでください。
- クリックしてみてください。
- 参考にしてください。
このような行動を促す文章は、実際に読み手に行動を促す効果があります。通販番組で「今すぐお電話ください」と呼びかけるのと同じですね。
余談ですけど、僕が過去にテストしたところ「クリックしてください」という言葉を入れることで、クリックされる確率が約2.17倍になったことがあります。
なので、meta descriptionの最後に行動促し文を書いてみて下さい。
書き方7.各ページの内容に合ったmeta descriptionを書く
同じmeta descriptionを他のページで使いまわさずに、各ページにそれぞれ内容に合ったmeta descriptionを書いていきましょう。
以上です。
meta description にはネタバレを書け!
meta descriptionには内容のネタバレを書かないほうが良い、と言う人もいます。
言い分としては、ネタバレせずに続きが気になる文章を書くことでクリックさせやすくする、という感じですね。
ただ僕はネタバレを書いてしまって良いと考えています。なぜなら、その方が検索ユーザーにとって親切だからです。
検索ユーザーが求めている答えを、0.5秒でも早く届けること。それがユーザーファーストです。
仮に0.5秒の短縮だとしても、1億人分短縮したら5000万秒(=約578日)もの時間が浮いたことになります。
そしてその空いた時間を、さらに知識が高めることに使ったり、人を助けることに使ったり、クリエイティブなことに使ったり…
そのように人類の“可処分時間”を増やし、人類の発展を目指すこと。それがGoogleが求めている世界なのではないかな、というのが僕の解釈です。
なので、ネタバレは書くななんてケチ臭いこと言ってないで、検索ユーザーが知りたいことをmeta description に書いたほうが良い、と僕は考えています。
それにmeta descriptionに書かれていることにユーザーが満足すればするほど、「そうそうコレが知りたかった!気になるから読んでみよう。ポチッ」みたいにクリックしてくれる、とも僕は考えています。
さて最後に、注意点って程じゃないのですが、知っておいてほしいことをお伝えします。
meta descriptionが表示されない場合
meta descriptionに書いた説明文は、検索結果ページの検索スニペットに表示されないことがあります。
↑meta descriptionに設定した説明文が…
↑検索結果のdescription部分(検索スニペット)に表示されていない!
というのもGoogleの検索エンジンが、検索キーワードに合った文章を本文から抜粋して検索スニペットに表示することがあるからですね。
meta descriptionが表示されないのは、本文の抜粋が優先されているから
ストレートに言えば、設定されているmeta descriptionが検索ユーザーのためにならないとGoogleが判断したということですね。
なので、Googleが検索ユーザーのためになる文章を本文から抜粋して検索スニペットに表示している、ということです。
「え、じゃあ別にmeta descriptionを書かなくてもいいじゃん…」と思うかもしれません。
が、Googleが本文から引っ張ってくる文章が必ずしも検索ユーザーのためになるとは限りません。本文はmeta description用に書いたものではありませんからね。
なので、やはりmeta descriptionは一つ一つのページにそれぞれ設定することをおすすめします。
meta desriptionが表示されないもう一つのケース
meta descriptionが表示されない場合は、WordPressのプラグイン「All in One SEO Pack」が原因の可能性もあります。
もし心当たりがある場合は『設定したdescriptionが反映されない場合、テーマとプラグインの競合が原因かも』を参考にしてみて下さい。
※余談ですが、All in One SEO Packはおすすめしません。エラーの原因になることがありますし、ページ表示速度が遅くなるからです。
以上、meta descriptionの文字数と書き方についてお伝えしました。
お読みいただきありがとうございました。