検索順位が急に下がった場合は、以下の5つの原因が考えられます。
- アルゴリズムの変更があったから
- Googleペナルティを受けたから
- リライトに失敗したから
- ページが表示されていないから
- サイトの変更を加えたから
この記事では、検索順位が急に下がった場合の原因と解決策についてお伝えします。
検索順位が急に下がると焦るものですが、原因に合わせた対処をすれば大丈夫です。
もし心当たりがあるのなら、ここでお伝えしている方法を試してみて下さい。
1.アルゴリズムの変更があったから
検索エンジンのアルゴリズムの変更によって、検索順位が急に下がることがあります。
実際、2018年9月末にGoogleのアルゴリズムの小規模アップデートが行われました。
その影響かどうかは分からないんですが、僕の一部の記事も急激に下がっています。

その後は順位は元に戻っている。
僕の場合は4位から41位に下がったり、70位から100圏外に下がったりした記事がありました。
解決策①:しばらく様子を見る
アルゴリズムのアップデートによって検索順位が急に下がったら、まずはしばらく様子を見ることをおすすめします。
なぜなら、一定期間経てば順位が元に戻ることがあるからです。
アップデート直後は順位が中々定まらないこともあります。順位が下落した場合は、単純に「誤差」の可能性もあります。
なので、すぐにあれこれ対処するのではなく、数日~数週間くらい様子を見ておくのが良いですね。
参考:アップデートがあったかどうかは『Namaz.jp』でチェックしてみてください。
解決策②:1ヶ月~2ヶ月経っても順位が戻らない場合はリライトする
アルゴリズムのアップデートによって検索順位が急に下がって、順位が1ヶ月~2ヶ月経っても戻らない場合は、記事をリライトしていきましょう。
アップデートによって、順位が下がった記事が『質が低い』と判断された可能性があります。
もしくは他人の記事が評価されて順位が上がり、あなたの記事が相対的に順位が下がった可能性もあります。その場合、じっとしていても順位が上がらないかもしれません。
なので、記事のリライトをしていきましょう。
2.Googleペナルティを受けたから
サイトもしくは記事がGoogleペナルティを受けると、検索順位が急に下がることがあります。
Googleペナルティとは、検索エンジンから「このサイトは問題がある」と評価されて、検索順位に影響を与える処置のことを指します。
僕はGoogleペナルティを受けたことはないので実体験としては語れないのですが、以下のようなことをすると検索エンジンからペナルティを受けることがあります。
- コンテンツの自動生成
- リンク プログラムへの参加
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキストや隠しリンク
- 誘導ページ
- コンテンツの無断複製
- 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
- ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
- リッチ スニペット マークアップの悪用
- Google への自動化されたクエリの送信
ペナルティを受けた場合、放置しておいても検索順位が元に戻ることは難しいです。なので、早急に対処したいところですね。
誤解を恐れずに言えば、SEOを理解して真っ当にサイトを運営していれば、ペナルティを受けることはほぼないと考えています。
というのも、僕は10年以上個人でも企業でもサイトやブログを運営してきましたが、ペナルティを受けたことは一度もないからです。
解決策①:ペナルティ解除をする
ペナルティを受けた記事もしくは箇所を修正することで、ペナルティを解除することが出来る場合があります。
先ほども言ったように、ペナルティを放置していても検索順位は元に戻らない可能性が非常に高いです。
なのでペナルティを受けたら、もしくは心当たりがあるのなら、ペナルティ解除のためのサイトの修正をしていきましょう。
ペナルティ解除に関しては、以下の記事が参考になります。
備考:ペナルティを受けるようなやり方なら見直したほうが良いかも
ペナルティを受けて検索順位が急に下がった場合は、そもそもサイト運営のやり方を見直したほうが良いのかもしれません。
もしやり方に問題があってペナルティを受けたのであれば、そのやり方を変えない限り再度ペナルティを受ける可能性があるからです。
例えばペナルティを解除できたとしても、再度ペナルティを受けるかもしれません。
なので心当たりがあるのであれば、これを機にSEOのやり方を見直してみて下さい。
※SEOライティングについては、別の記事『SEOライティング初心者は「基本」と「20個のポイント」を抑えよう』以下の記事を参考にしていただければなと。
3.リライトに失敗したから
リライト(記事やタイトルなどの書き直し)に失敗した場合、検索順位が急に下がる場合があります。
実際、僕も記事をリライトした直後に検索順位が43位から61位に下がり、翌日は100圏外にまで下がったことがありました。
ただ、上記画像の例だと1ヶ月くらい後に検索順位は上昇しています。
もちろん上記はただの一例にすぎず、リライト後に検索順位が急に下がって元に戻らないこともあります。
解決策①:リライトする前の状態に戻す
リライトした後に検索順位が急に下がって、1ヶ月以上経っても順位が元に戻らない場合は、リライトする前の記事の内容に戻すのも手です。
そうすれば、検索順位がリライトする前の順位に戻る可能性があるからです。
例えば、タイトルを変更して検索順位が下がって、その後も順位が元に戻らない場合は、変更前の(元の)タイトルに戻すということですね。
なので、リライトする場合は必ずバックアップを取っておきたいところです。もしくはリライト前の内容が分かるのであれば、メモ帳に記録しておいてもOK。
もしリライトして検索順位が下がってしまった場合は、リライト前の状態に戻すことを検討してみて下さい。
参考:ブログのリライトに失敗した時の対処と、失敗しないための対策
解決策②:再度リライトする
リライトに失敗して検索順位が急に下がった場合、そして検索順位がなかなか戻らない場合は、再度リライトするのも手です。
検索上位の記事を分析しながら、新たにリライトしてみて下さい。
4.ページが表示されていないから
検索順位が急に下がった場合、サイトもしくはサイト内のページが表示されていないからかもしれません。
例えば、以下のようなミスやトラブルでページが表示されないことがあります。
- CSSやPHP、HTMLの編集ミス
- レンタルサーバーの不具合
ページが表示されないと検索順位が低下して、アクセスが下がるだけでなくて、「このサイト大丈夫?」と読者思われてしまいます。
なので、早急に対処したいところです。
解決策①:CSSやPHPなどを修正する
もしCSSやPHP、HTMLなどを編集してページが表示されなくなったのであれば、検索順位云々ではなく早急に修正しましょう。
ページを見てくれた読者に「なんだよエラーじゃん…」と、不快な思いをさせてしまいますからね。
もしバックアップを取っているのであれば、バックアップを元に復元していきましょう。
解決策②:レンタルサーバーの不具合なら何もしないで様子見する
レンタルサーバーの不具合でページが表示されていないのであれば、とりあえず何もせずに様子見しましょう。出来ることはありませんからね。
不具合が解消されたら、検索順位が元に戻るまで待ちましょう。
5.サイトの変更を加えたから
サイトの変更を加えたことがきっかけで、検索順位が急に下がることがあります。
例えば、以下のような場合ですね。
- WordPressのテーマを変更した
- WordPressのプラグインを追加した
実際に僕も経験したのですが、WordPressのテーマ(テンプレート)を変更したことで、以下のように複数の記事の検索順位が急に下がったことがありました。
もちろんテーマを変更したり、プラグインを追加or削除したりしても順位が変わらないこともありますが、急に下がる場合もあります。
なので、それらの変更を加える際には検索順位が下がったとしても焦らないように、「変更を加えたら順位が下がるかもしれない」と認識しておくことが大事です。
解決策①:WordPressのテーマ変更が原因なら何もしなくてOK
WordPressのテーマを変更したことで検索順位が急に下がったのなら、基本的には何もしなくてOKです。
なぜなら、時間経過とともに検索順位が元に戻っていくことがあるからです。
実際に先ほどの画像のように、時間はかかっていますが順位は戻っていますね。ちなみにリライトはしていません。
テーマが変わるということは、サイト構造が変わるということです。
つまり、検索エンジンが「このサイトは良い構造なのか?」ということを理解するために時間がかかる、と僕は解釈しています。
なので、気長に待てばOKです。
ただし、1ヶ月~3ヶ月経っても検索順位が変わらない場合、そのテーマ自体に問題があるかもしれません。もしサイト全体のアクセス数が急激に減って戻らない場合は、テーマを別のものに変えることを検討してみて下さい。
解決策②:プラグインの追加による影響ならプラグインを停止する
WordPressのプラグインを追加した後で検索順位が急に下がったのなら、プラグインを停止しましょう。
というのも、検索順位に影響を与えるプラグインを使い続けるのはリスクがあるからです。
プラグインによっては、ページの表示速度が遅くなったり、サイトにエラーが出たりすることもあります。
例えば有名な「Contact Form 7」は、僕が検証したところページ表示速度スコアが99から70に落ちました(Pagespeed insightsで検証)。
だからといって検索順位に影響が出るかは場合によるのですが、順位低下につながる可能性もあります。
なので、もしプラグインを追加した後に検索順位が急に下がったのなら、そのプラグインを停止して様子見してみましょう。
以下の記事では、必要最低限のプラグインを紹介しているので参考にしてみて下さい。
参考:WordPressのプラグインで必須なのは5つ+おすすめ4選
検索順位が急に下がった時に素早く対処するために常に確認しておく
検索順位が急に下がった場合、出来るだけ早く原因を突き止めることが大事です。
早く原因を突き止めて対処しないと、機会損失につながるからですね。本来アクセスがあるはずの記事にアクセスが無くなるわけなので。
たとえアフィリエイトで1日に1,000円稼げていたとしても、検索順位が急に下がったことで0円になるかもしれません。
その場合、1日対処が遅れるごとに1,000円のマイナスが発生しているわけです。なので、出来るだけ早く検索順位の低下に気づいて、対処することが大事です。
そのためにも、常に検索順位を確認するようにしておくのが理想ですね。
もし検索順位を毎日確認していないようであれば、以下の記事を参考に検索順位を確認するようにしてみて下さい。
参考:ブログの検索順位の確認|無料はSEOチェキ、有料はGRCがおすすめ
以上、検索順位が急に下がった場合の原因と対処法について、僕自身の経験を踏まえながらお伝えしました。
もし原因に心当たりがあるのなら、その原因に合わせた解決策を試してみて下さい。
それではお読みいただきありがとうございました。