「SEOライティングのコツってないかな…一気に書き方が変わるような…」
この記事では「SEOライティングのコツ」をお伝えします。
結論から言うと、SEOライティングのコツは“グーグルの理念を理解すること”です。グーグルが何を目指しているかを理解すれば、コツが分かってきます。
ここでは、よく言われるような「検索意図に合った内容を書こう」みたいなテンプレ的なことは言いません。伝えたいのは、もっと根本的で本質的な“考え方”についてです。
僕は2015年ごろから本格的にSEOに取り組み始め、企業メディアや個人ブログを運営して、検索順位1位の記事をたくさん作ってきました。
その経験を踏まえてお話しします。
SEOにはテクニックがたくさんありますが、コツさえ分れば迷うことなく、検索上位を狙うためのライティングが出来るようになります。
コツを2つに分けてお伝えするので、一つずつ見ていきましょう。
コツ①検索者(読者)の時間を無駄にしない意識を持つこと
SEOライティングのコツの一つ目は、検索者(読者)の時間を無駄にしない意識を持つことです。
グーグルが検索エンジンを通じて人々に提供していることは、「可処分時間(自由に使える時間)を増やすこと」です。
僕らは何か知りたいことがあった時に「検索」するわけですが、グーグルは僕らが求めていることを迅速に提供してくれます。
例えば「今日の天気は」とグーグルで検索すれば、自分の地域の天気がすぐに表示されますよね。わざわざニュースサイトを開いて、自分の地域をクリックして…なんて、無駄な時間をかける必要はないわけです。
グーグルは以下のように、僕らが求めている答えを迅速に提供することを理念にしています。
Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。
速さとは単にページ速度だけでなく、目的を達成できる迅速な体験の提供を意味します。ユーザー体験をより快適にするために、どのように障害を取り除くかを常に考え抜く必要があります。
博報堂メディア定点2016によると、全世界でグーグルで検索される回数は1年間に2兆回です。
仮に、僕らが何かを知るために検索して、求めているドンピシャな答えが得られるスピードが1秒速くなったら…世の中全体で考えると、人々は2兆秒の可処分時間が生まれるわけです。
その2兆秒でテクノロジーを発展させたり、新しいものを生み出したりすれば、人類は発展していきます。スケールが大きくなってきました。
このように考えると、グーグルが好む記事(コンテンツ)というのは「検索者が求めている答えがすばやく手に入るように、簡潔かつ的確に書かれた記事」と言えます。
つまり、SEOライティングを実践する時は、以下を心がけるということです。
- 検索者が知りたいことを真っ先に伝える
- 各章、結論から先に伝える
- 不要は文章は削る
「読んでいる人の時間を1秒も無駄にしないためにはどうしたら良いか?」と考えて、記事を書いてみて下さい。
コツ②地球で一番役に立つ内容にする意識を持つこと
SEOライティングのコツの2つ目は、地球で一番役に立つ内容にする意識を持つことです。
そもそも検索順位1位の記事とは、言わば現時点において「そのキーワードに関して、地球で一番役に立つ内容」だとグーグルが判断したものです。
つまり、あなたの記事を検索で1位にするということは、今の地球で一番役に立つ内容よりも優れたものにする必要があるということですね。
ここでいう「優れた」とは、主に以下のことを指します。
他の記事(コンテンツ)よりも「優れている」要素 | ダイエットでの例 |
よりお金をかけなくて良い結果が得られる | 30万円かかるダイエットと、5万円かかるダイエットで、どちらも同じ結果が得られるのであれば、安い方を伝えてあげるのが読者にとって有益 |
より時間をかけずに良い結果が得られる | 1日30分のトレーニングと、1日1分のトレーニングで、どちらも同じ結果が得られるのであれば、より時間がかからない方が読者にとって有益 |
より努力をせず良い結果が得られる | 激しい運動と、TVを見ながら出来るようなカンタンな運動で、どちらも同じ結果が得られるのであれば、よりカンタンな方が読者にとって有益 |
より大きな結果が出る | 同じくらい時間やお金をかけて、マイナス10㎏目指せるのと、マイナス5㎏目指せるのでは、より大きな結果が出る方が読者にとって有益 |
より分かりやすくまとめられている | 難解な専門用語だらけの記事よりも、誰でも分かるような記事の方が良い。画像や表など、視覚的に分かりやすいとなお良し。 |
より具体例が豊富である | 「運動が苦手な場合」「毎日忙しい場合」「飲み会が続く場合」など、具体例が豊富な方が読者にとって親切 |
より新しい情報が載っている | 最新の論文や研究結果を参考にした方が、読者にとって信用できる |
より多くの人が結果を出している | 100人が結果を出した方法と、1人しか実践していない方法であれば、より多くの人が結果を出している方が読者にとって信用できる |
より網羅されている | 「小顔作り」「二の腕痩せ」「太もも痩せ」「腹筋を割る」など、内容が網羅されている方が読者にとって有益 |
より体系化されている | 「1週目は〇〇をやる、2週目は〇〇をやる…」という感じで、体系化されている方が分かりやすい |
よりスクロールする手間が少ない | 同じ内容が知れるのであれば、スクロールする手間が少ない方が良い |
とはいっても上記を覚えるのは大変かもしれないので、現時点の検索上位の記事(1位~10位)を見つつ、「それらよりも便利で役に立つ内容にするためにはどうすればいいか?」と考えてみて下さい。
それを考え抜くことで、他のどのサイトよりも読者にとって有益な内容になり、検索エンジンからも評価されるようになります。
まとめ
SEOライティングのコツは、グーグルの理念を理解することです。
グーグルは検索した人に対して、「地球上で一番役に立つ答え」を「1秒でも速く迅速に届けたい」と考えています。
そのために、記事の作り手である僕らがすべきことは以下の2つです。
- 検索者(読者)の時間を無駄にしない意識を持つ
- 地球で一番役に立つ内容にする意識を持つ
SEOライティングにおける細かいテクニックやポイントはありますが、結局は「検索した人を1秒でも速く大満足させる」ということにつながってきます。
なので、上記のコツを意識した上で記事を書いてみて下さい。
以上、お読みいただきありがとうございました。