「WEBライティングって、具体的にどんな書き方をすればいいんだろう?」
という疑問に答えます。
この記事ではWEBライティングについて、そしてWEBライティングの書き方についてお伝えしています。
この記事を書いている僕はWEBライティング歴6年以上(2019年時点)です。こうして自分で文章を書いているし、メディアのコンサルティングもしているし、クラウドソーシングでWEBライティングの仕事も受注しています。
これからお伝えすることを実践してもらえれば、WEBライティングのスキルが身につきます。文章に自信がついて、仕事もこなせるようになるはず。
ということでさっそく見ていきましょう。
- WEBライティングとは
- WEBライティングの書き方
- 分かりにくい言葉は定義を伝える
- 小学5年生でも分かる言葉や文章にする
- 客観的な意見を踏まえて、主観的な意見を述べる
- 抽象的な表現は具体的な表現にする
- 引用は、信頼できる情報のみにする
- 分かりにくい話は例え話を入れる
- 「あなた」という言葉を使う
- 画像やグラフ、表を用いて視覚的に分かりやすくする
- 話に矛盾がないようにする
- 誹謗中傷・差別的表現は使わないようにする
- 誤字脱字を無くす
- 指示語や代名詞は極力使わない
- 一文は短く区切る
- 個人的な憶測を書かないようにする
- 何かを述べたらすぐに根拠を述べる
- 読者の性格や性質、行動を決めつけて書かないようにする
- 書き手の自慢話はしないようにする
- 読者を否定しないようにする
- かしこまりすぎないようにする
- 正しい日本語を使う(意味、接続詞など)
- 文字の修飾はしすぎないようにする
- 胡散臭い表現は使わないようにする
- 読者の反論を想定して書く
- 読者が普段使う言葉で書く
- 文章は極力削る
- 読点「、」は、息を吸うタイミングでうつ
- 表現は統一する
- 半角全角は統一する
- 誇大表現・断定表現はしない
- 「~だと思います」は極力使わない
- 重複している文章は削除する(シンプルにする)
- 随所に続きを読ませる工夫を入れる
- 同じ接続詞を連続して使わない
- 分かりづらい文章になっていないかを常に考える
- 修飾語は、修飾される言葉の直前に置く
- WEBライティング上達の極意|人間性を磨く
WEBライティングとは
WEBライティングとは人によって定義が異なるのですが、僕は以下のように定義しています。
WEBライティングとは、WEBサイト(ブログやホームページ、コーポレートサイトなど)において、書き手が伝えたい想いを、読み手が理解できる内容に“翻訳して”文章化する技術のこと。
かつ、検索エンジンにも正しく評価されるように、SEOを意識した書き方も同時に行っていきます。
WEBライティングとSEOライティングは、ほぼ近いと僕は考えています。
SEOライティングは「SEO」を重視しているのに対し、WEBライティングは「読み手」を重視しているイメージですね。
ただぶっちゃけ、言い方なんてどうでも良いんですよね。
結局どちらも、「読む人にとって有益な情報を、分かりやすく伝えること」を目的としている文章術だからです。
SEOライティングに関しては別の記事でお伝えしているので、この記事ではWEBライティングの書き方についてお伝えしていきます。
WEBライティングの書き方
WEBライティングで意識したい書き方は、35個あります。
もちろん最初からすべてを意識して書くのは大変です。
なので少しずつでよいので、あなたが出来ることから実践してみて下さい。
分かりにくい言葉は定義を伝える
難しい言葉や抽象的な言葉、イメージが人それぞれ違うであろう言葉は、その定義を記事内で共有していきましょう。
というのも、定義の共有をしないと認識のずれが起こり、読者にとって分かりづらい文章になってしまう可能性があるからです。
たとえばWEBライティングっていう言葉って、あいまいですよね。人によって定義が違います。なので僕は、冒頭でその定義についてお伝えしました。
読者にとって分かりやすい文章にすることが、WEBライティングのコツです。定義の共有はしっかりと行っていきましょう。
小学5年生でも分かる言葉や文章にする
小学5年生でも分かるくらいの漢字、熟語、表現を使うと、読者にとって読みやすい文章になります。
これは決して、読者をバカにしているわけではないんです。難しい漢字を使ったり、難しい四字熟語を使ったり、専門用語だらけの文章って、単純に読みづらいんですよね。
英語でも、日常会話は中学レベルの単語しか使わない、というのと同じです。僕らは日本人ですが、だからと言ってコミュニケーションを取るために難しい言葉を使う必要はありません。
少しでも分からない文章があれば、「なんか分かりにくい文章だな…」と、読者はそのWEBページから離脱してしまいます。
なので、小学5年生でもスラスラと読めるか?と意識して書いていきましょう。
客観的な意見を踏まえて、主観的な意見を述べる
意見を述べる時は、必ず客観的な意見を踏まえた上で主観的な意見を述べます。なぜなら説得力が増すからですね。
また、客観的な意見を踏まえていない意見はただの“個人の感想”に過ぎません。
- 主観的な意見だけ … 個人の感想にすぎない。根拠がない。
- 客観的な意見だけ … 個人の意見がない。情報を横流ししているだけ。
- 客観的な意見を踏まえた上での主観的な意見 … 説得力のある意見。
ここでいう客観的な意見とは、一般的な意見や、統計や数字などの情報を指します。
例えば…
- 業界では○○が人気だが、検証してみたら▲▲の方が使いやすかった
- WEBライティングは~という人がいるが、私は過去の経験から~だと考えています
みたいに、自分以外の人たちはどんな意見や考え方を持っているのか?それらをちゃんと理解した上で、自分の考えを(経験談を交えながら)述べるという感じです。
要は、業界に詳しくない人の個人的な感想って、信用できないじゃないですか。WEBライティングにおいても、全く同じです。
なので、必ず客観的な意見を踏まえた上で、あなたなりの意見を述べるようにしましょう。
抽象的な表現は具体的な表現にする
抽象的な表現や言葉は、必ず具体的な表現にします。なぜなら、読者と認識のズレを生んでしまう原因になることがあるからです。
たとえば「可愛い子」という言葉から連想される人物像は、人それぞれ違います。ただ「佐々木希似の女性」というと認識のズレが起こりにくくなります。
なので、人によって認識が異なるであろう抽象的な表現や言葉は、必ず具体的な表現にしていきます。
引用は、信頼できる情報のみにする
引用は、信頼できる情報のみにしましょう。というのも、例えばまとめサイトや個人のブログなど、ちゃんと検証されていない情報は信頼できないからです。
信頼できない情報=読者にとって有益ではない、ということですよね。なので、引用する場合は、出来る限り1次情報や信頼できる機関からの情報に限定したいですね。
例えば以下のような情報です。
- 国が発表しているデータ(各省庁の資料)
- 企業や大学の研究結果・研究論文
上記ほどの信頼性はないと思いますが、本の引用もアリですね。
間違っても、そこらのまとめサイトやキュレーションサイトを引用したらダメです。根拠がなさすぎなので。
なので、必ず信頼できる情報のみ、引用するようにしてください。信頼できる情報を引用することは、SEO的にも良しとされていますし、メリットしかないです。
分かりにくい話は例え話を入れる
分かりにくい(実感しにくい)話は、例え話を入れて分かりやすくなるように工夫します。
例えを入れることで、理解しやすさがグッと上がります。
言葉で説明することが難しい内容は、それこそ小学生でも理解できるくらいの簡単な例え話を入れていきましょう。
「あなた」という言葉を使う
「皆さんは」ではなくて「あなたは」という風に、一人に向けた書き方をします。というのも、その方が読み手の注意を引きやすいからです。
例えば、「誰か助けて下さい!」と周囲に叫んでも、周りは(誰か行くだろ…)と行動しません。ただ「そこのメガネをかけたグレースーツのあなた、助けて下さい」と言えば、「えっ、俺のこと?」と注意を引きやすくなります。
いかに読者を引き込むか?というのは、WEBライティングにおいて重要です。
なので、「あなた」という言葉を使ってみて下さい。
画像やグラフ、表を用いて視覚的に分かりやすくする
図や画像があった方が分かりやすい文章は、図解や写真、グラフや表を挿入します。なぜなら、読者にとって親切だからです。
例えば「サジェストキーワードとは、検索結果に表示される検索候補キーワードのことです」という文章は、以下の画像があれば一発で理解できますよね。
画像や写真、グラフや動画などは、テキストに比べて情報量(バイト数)が何十倍~何百倍も違います。要は、伝わりやすいってことですね。
なので、それらを使って、読者にとって分かりやすい文章を心がけてみて下さい。
話に矛盾がないようにする
話に矛盾がないようにしましょう。矛盾があると読者を混乱させてしまいますし、信用を失うことにもつながるからです。
特に、文章を修正しているときに矛盾が出てきてしまいがちです。なのでページを公開する前に、必ず全体に目を通して、矛盾がないか確認するようにしてみて下さい。
読者にとって迷惑なだけじゃなくて、検索エンジンにとっても「何が言いたいのか?」が分からなくなってしまうんですよね。結果、検索順位に悪影響を与える可能性もあります。
繰り返しますが、矛盾がないように見直す癖をつけていきましょう。
誹謗中傷・差別的表現は使わないようにする
これは人として当たり前のことですが、誹謗中傷や個人を特定しての批判、また差別的な表現などは使わないようにしましょう。読者を不快にさせるだけです。
誤字脱字を無くす
誤字脱字は、見直して無くしていきましょう。というのも、誤字脱字があると読者にとって読みづらいからです。
最悪、読者に「この人アホなのかな…」と思われてしまうかもしれません。
また、検索エンジンにとっても、誤字脱字があると読みにくい文章になってしまいます。
なので、必ず誤字脱字がないか、声に出して読んでチェックする癖をつけていってください。
指示語や代名詞は極力使わない
「これ」「この」「その」「それ」といったような指示語や代名詞は、極力使わないようにします。というのも、多用すると分かりにくい文章になるからです。
とくに検索エンジンは、指示語や代名詞が何を指すのか、的確に理解できるわけではありません。なので、SEOに悪影響を与える可能性があるわけです。
ただ、日本語として不自然になってしまう場合は、指示語や代名詞は使ってもOKです。読者にとっての読みやすさを優先しましょう。
一文は短く区切る
文章は短く区切ることで、読みやすくなります。WEBライティングにおいて、基本中の基本ですね。
文章が長い部分は、短く区切っていきましょう。明確な目安はありませんが、一文内に句読点「、」が3個以上使われている場合は、短く出来る可能性があります。
個人的な憶測を書かないようにする
「多いと思います」「多くの人がそうしていると思います」のような憶測は、絶対に書かないようにします。
なぜなら、個人的な憶測には説得力がないからです。それに、実際に事実を調べてみたら違った、なんてこともあります。
個人の憶測は「そうあってほしい」という願望が込められているケースがあります。なので、必ず事実を確認して、事実を語るようにしていきましょう。
何かを述べたらすぐに根拠を述べる
何かを述べたら、次の文章でその根拠を述べたいです。なぜなら、読者が納得しやすくなるからです。
また根拠をすぐに伝えることで、前文に対する読者の「なぜ?」という疑問を素早くつぶしていきます。
疑問を抱いている時間(読むエネルギーが減っていく時間)を、極力減らしていくのが理想ですね。
PREPという流れを意識していれば、自然と根拠を述べる文章になるはずです。
読者の性格や性質、行動を決めつけて書かないようにする
「あなたは~ですよね」「~~なあなたは」みたいに、読者を決めつけないようにします。
なぜなら、そうじゃない場合は読者から反感を買うからです。「いや、ちげーし」みたいな感じですね。
なので、読者のことを書く場合は以下のような「仮定法」を使ってみてください。
例:仮定法を使う
「もしあなたが~なら」
「もし~という場合は」
書き手の自慢話はしないようにする
自分の自慢話ばかりしないようにしましょう。というのも、人の自慢話は退屈だからです。
なので、成功例や実績を語る場合は、必ず読者にとって役に立つような書き方をしましょう。「〇〇をすると良い、なぜなら私が~したから」みたいに、具体例として自分の経験を伝えるイメージです。
常に「相手のためになるように書く」ことを意識して書いていきましょう。
読者を否定しないようにする
「あなたはダメですね」「~出来ないのは、あなたのせいです」みたいに、読者のせいにしたり、否定したりしないようにします。
なぜなら単純に、読者をイラ立たせないためです。
読者がイラ立ってしまったら、ページから離脱してしまうかもしれません。結果的に、SEOに悪影響を与える可能性があります。
なので、読者を否定することなく、読者の環境や業界の悪しき習慣などを否定します。セールスの鉄則ですね。
かしこまりすぎないようにする
「~と言われております」「~の程、宜しくお願い致します」みたいにかしこまりすぎないようにしましょう。
というのも、あまりにもかしこまりすぎると読者との心理的な距離感が遠くなってしまうからです。
かといって砕けすぎても馴れ馴れしくなってしまうので、一般的な「ですます調」でOKですね。
※かしこまるキャラクターとしてやっていくのであれば、それはそれでアリかもしれませんけど(それで人気が出るのかは微妙…叶姉妹みたいなファビュラスなキャラクターを演出できるなら…どうだろう…)。
正しい日本語を使う(意味、接続詞など)
漢字や熟語、ことわざの意味など、間違って使ってしまうことがあります。また接続詞の使い方を間違えることもあります。
正しくない日本語は、読者に不信感を与えてしまう可能性があります。また単純に、読者に「この人頭悪いのかな」と思われる可能性があります。
なので、「これってこの使い方で良いんだっけ?」と少しでも感じたら、意味や使い方を調べて、正しい日本語を使っていきましょう。
以下、3つの例を挙げておきますね。
例1.「なぜなら」で始まる文章は「~だから」「~のため」という言葉でしめる
これは文字通りで「なぜなら~」という文章の終わりは「~だからです」や「~のためです」という言葉で締めます。
- ○なぜなら単純に、読者をイラ立たせてページから離脱されるのを回避するためです。
- ×なぜなら単純に、読者を苛立たせてページから離脱されるのを回避します。
例2.「~とは」という文章は「~です(である)」という言葉でしめる
これも文字通りで、「~とは」という文章は「~です(である)」という言葉で締めます。
- ○コピーライティングとは、文章で人を動かす技術です。
- ×コピーライティングとは、人を動かす文章を書きます。
例3.「~たり」という言葉は、一文中に2回以上使う
「~たり」というのは並列助詞で、AだったりBだったり、と複数の事柄を伝える時に使います。
なので、一文中に「~たり」が1回しか使われていないのは、日本語的に正しくありません。
- ○右を見たり、左を見たりする。
- ×右を見たり、左を見る。(「右を見て、左を見る。」ならOK)
文字の修飾はしすぎないようにする
文字の装飾はしすぎないようにしましょう。なぜなら単純に、見づらくなるからです。
赤字にしたり、青字にしたり、緑字にしたり、下線を引いたり、太字にしたり、マーカーを使ったり…
過度な装飾は、ギラギラして見づらくなります。どこが重要なのかもわからなくなりますね。
なので、過度に装飾しすぎないようにしましょう。
胡散臭い表現は使わないようにする
胡散臭い表現は使わないようにしましょう。
なぜなら文字通り、あなた自身のイメージが胡散臭くなってしまうからです。また、読者に信用されにくくなると僕は感じています。
- あなたは、あなたが思っている以上に素晴らしく、誇り高い人間です。
- このサプリメントを飲めば、たちまち魔法のように、体重がみるみる減っていくでしょう。
- 私はあなたが考えていることが分かります。なぜなら、私が心理的にあなたをコントロールする文章を書いているから…
みたいな例で伝わるか分かりませんけど、まあ胡散臭いですよね。
こういった文章を書く人のことは信用しにくいですし、ファンになりたいとも思わないはずです。
なので、胡散臭い表現は使わずに、シンプルな表現を使っていきましょう。
読者の反論を想定して書く
一文ごとに「これを読んだ読者はどんな反論をしてくるかな?」と考えることが大切です。
なぜなら読者の反論に対する文章がない場合は、読者に納得してもらえないからです。
例えば、「効果があります」とだけ書くと、読者の中には「いやいや効果ないっていう口コミもあるじゃん」という反論をする人が出てくるものです。
なのでこの場合は、「効果がないと言われている原因とその対策」についても書くことが大事ですね。そうすることで、反論してきた読者も納得させることが出来ます。
ちょっとでも反論があると、たちまちそのページを信頼できなくなるものです。なので、読者の反論を想定して、その反論に応える文章も書いていきましょう。
読者が普段使う言葉で書く
文章は、読者が普段使う言葉で書いていきましょう。なぜなら、読者が普段使わない言葉で書かれている文章は、その読者にとって読みづらいからです。
たとえば「メソッド」という言葉は、普段なかなか日常会話では使わないですよね。なので、メソッドではなく「方法」という言葉にしたほうが、意味が伝わる可能性が高まるわけです。
もちろんどの層に対して文章を書くのかによって、どんな言葉を使ったほうが良いかは変わってきます。
どんな人が読んでくれるだろうか?と考えて、リサーチして、想定する読者が普段使う言葉を使っていきましょう。
文章は極力削る
意味が伝わるのであれば、長文よりも短文の方が読者にとって読むのが楽です。
彫刻は最後に削る作業を経て完成させるように、不要な文章はどんどん削っていきましょう。
その理由についてですが、
↓
その理由は
↑みたいな感じで、削れるところは削る!
読点「、」は、息を吸うタイミングでうつ
読点「、」は、その文章を声に出して読んだときに(もしくは誰かに話しかけるように読んだときに)、息を吸うタイミングで打つと自然な文章になります。
「、」が多すぎても読みづらいですし、少なすぎても「読んでいて休むタイミングがない」ので、やっぱり読みづらいです。
普段の日常会話から「話しやすい、聞きやすい話し方」を心がけることが大切です。そのくせが文章に現れる、と僕は感じているからです。
表現は統一する
記事内では、表現は統一しましょう。というのも表現が統一されていないと、読者の頭の中に「あれ、さっきと表現違うぞ?」と無駄な思考を与えてしまうから、と僕は考えています。
たとえば「自宅」と「在宅」という言葉を記事内で使っている場合は、「自宅」という言葉だけを使うということです。
そうしないと、「あれ、さっきと表現違うな…」と読者に無駄な思考を与えてしまいます。
無駄な思考=余計な処理=ストレス、ですね。読めば読むほどストレスになる文章は、離脱率に影響するとも考えています。
なので、記事内で表現は統一していきましょう。
半角全角は統一する
記事内では、半角全角は統一しましょう。理由は上記と同じで、読者に余計な思考を与えないためです。
見やすさを考慮して、僕は半角で良いと考えています。
誇大表現・断定表現はしない
「100%成功する」「絶対痩せます」みたいな誇大表現や、断定表現はしないようにしましょう。というのも、100%というのは物理的にありえないからです。
要は、ウソになってしまうんですね。それに、誇大表現や断定表現は景品表示法で禁止されています。
なので、大げさすぎる表現や断定表現、また嘘をつくのは絶対にやめましょう。WEBライティングうんぬんではなく、人としてですね。
※サイト内で商品販売の誘導(アフィリエイト含む)をしている場合は、そのサイト自体が消費者庁が定義する「広告媒体」に該当し、景品表示法や薬機法などの法律の対象となってしまいます。
「~だと思います」は極力使わない
「~だと思います。」という文章は、極力使わないようにしましょう。というのも、自信なさげな印象を与えてしまうからです。
「結婚したら絶対に出来ると思う」と言われるよりも「絶対に幸せにして見せる!」と言い切ってくれた方がうれしいですよね。それと同じです。
読者に信用してもらうため、また安心させるためにも、極力「~だと思います。」は使わないようにしましょう。
- ○「~だと考えています」or「~だ、というのが私の意見です」
- ×「~だと思います」
重複している文章は削除する(シンプルにする)
意味が重複している文章は削除して、短く、シンプルな文章にしていきましょう。なぜならその方が読みやすいからです。
同じような話を何度もするくどい文章は「はいはいそれさっきも聞いたよ」と読者をしらけさせてしまいます。
なので、全体を読み返して「なんかここ同じこと言ってるな…」と感じた個所は、思い切って削除していきましょう。
随所に続きを読ませる工夫を入れる
随所に、続きを読ませる工夫を入れていきましょう。というのも読者は、一字一句全てを読んでくれるわけじゃないからです。
読者は自分が興味がある部分や、思わず目に留まってしまった部分を、流し読みしていくものです。
逆に言えば、興味がなかったり、目に留まる文章や言葉がなければ、読者はそのページから離脱してしまうということですね。
なので、
- これからお伝えすることはめちゃめちゃ重要なので、このまま続きを読んでみて下さい。
- これを知るだけで、~出来るようになるはずです。
- あと少しで終わりなので、頑張って読んでみて下さい!
みたいな、続きを読ませる工夫を入れていきましょう。
読者のモチベーションを維持させるのも、WEBライティングにおいて重要です。
同じ接続詞を連続して使わない
経験則ですが、同じ語尾を連続して使う場合、そもそも文章の流れが論理的ではないことがあります。
同じ語尾を連続して使っている例:
「しかし、~です。しかし、~となります。」
また日本語としても違和感があるので、同じ語尾を連続して使わないようにしましょう。
分かりづらい文章になっていないかを常に考える
一文書いたら、「読者にとって分かりづらくないか?」と考えるようにしましょう。
というのも、一文でも分かりづらい文章があると、そこで読者は読むのを止めてしまうかもしれないからです。
途中までは読んでいたのに、ある部分で分からなくなって、そこから読むのを止めてしまったという経験はないでしょうか。
せっかく良い文章を書いていても、途中で分かりづらい一文があったら、そこで読者は離脱してしまうかもしれません。
なので、常に「分かりづらくないかな?」と考える癖をつけてみてください。
修飾語は、修飾される言葉の直前に置く
修飾語は、修飾される言葉の直前に置きましょう。そうすることで、伝わりやすい文章になるからです。
例:修飾語「より」修飾される言葉「発揮する」
- ○自分の才能や能力をより発揮する方法
- ×より自分の才能や能力を発揮する方法
細かいかもしれませんが、これもWEBライティングの一つです。意識してみて下さい。
以上、WEBライティングのポイントをお伝えしました。
WEBライティング上達の極意|人間性を磨く
WEBライティングを上達させるためには、人間性を磨くことも重要だと僕は考えています。
なぜなら僕の経験上、文章にはその人の性格や本性が現れると感じているからです。
たとえば僕が過去に教育してきたライターに、人を見下しがちな23歳の男性がいました。彼が書く文章は、読者を見下す文章になることがあったんですね。
また別の例で、さりげなく自慢話をしてしまい、周囲をイラっとさせる23歳の女性がいました。彼女が書く文章にも自慢話が入ってしまって、読者から怒りのメールが来ることもありました。
文章は、自分の中から生み出されます。分かりやすく、読者を魅了し、深みのある文章を書くためには、普段の日常から相手を思いやり、分かりやすい話を心がけて、人間性を高めていく必要がある、というのが僕の考えです。
ライティング=自分の考えを“相手が理解できる言葉”に翻訳して文章化する技術、です。そのためには、相手のことを理解する努力も必要ですし、色んな人と会って、色んな価値観を知り、様々な感情を伴う経験をすることが大事です。
極意というと大げさかもしれません。が、中身のない人間や経験が浅い人間が書く文章は、中身がないし内容も浅いですよね。
僕自身まだまだできていないことはありますが、「思いやりを持つ」「人の話を最後まで聞く」「人を否定しない」「言い訳しない」など、人として良くありたいものです。そしてそれがWEBライティングにつながると信じています。
WEBライティングは、結局は人と人とのコミュニケーションです。究めることなんて出来ないと考えています。一生、追求していく必要がある。だからこそ僕は面白いと感じています。
冒頭でもお伝えしたように、いきなり完璧にWEBライティングをこなすことは難しいです。
なので、まずはあなたがやりやすいことから意識して、WEBライティングをしていってみて下さい。
そして書いたらこの記事を読み返して、自分がどこが出来ていないか?を分析していくことで、きっと上達していくと信じています。
以上、長々とお読みいただきありがとうございました。