【2020年】WordPressの初期設定|初心者でもこれだけは済ませておこう

【2019年】WordPressの初期設定|初心者でもこれだけは済ませておこう

さてWordPressをインストールしたら、さっそく記事を書きたくなってしまうと思います。が、大事な初期設定を先に終えてしまいましょう。というのも、記事制作の効率化やSEO対策、セキュリティの強化をしていくためです。

とは言っても、専門的な話はしません。たとえ初心者でも分かりやすいようにお伝えしていきます。

設定自体は難しくありませんし、この記事に書かれている通りに進めてもらえれば大丈夫です。記事を書いた後にこれらの設定を変更すると、やや専門的なことをしなければいけないので面倒です。

なので、何よりも先に初期設定を終えてしまいましょう。

一般設定

まずは、WordPressの「設定」の「一般設定」から見ていきます。WordPressの管理画面の「設定」の「一般」をクリックして、以下の通りに進めてみて下さい。

WordPress 「一般設定」の設定を確認する

サイトタイトルを記載する

サイトタイトルはWordPressインストール時に入力していると思いますが、改めてタイトルについて確認していきましょう。あなたが決めたタイトルは、以下の要素を満たしているでしょうか?

  • 短い
  • シンプル
  • 覚えやすい
  • スマホでも入力しやすい(誤変換しない、ひらがな英数字が混じっていないなど)

もちろんすべての要素を満たしている必要はないのですが、タイトルは短くシンプルである方が、より相手に覚えてもらいやすくなります。「そういえばあのブログ、なんていうタイトルだっけなあ…思い出せない…」なんてことがないように、覚えやすいタイトルを意識して決めてみて下さい。

参考:ブログ名の決め方|成功例を真似する4つのパターン

キャッチフレーズは、サイトの概要を説明するものです。サイトのテーマ(デザイン)によっては、キャッチフレーズが画面上に表示されない場合もあります。ちなみに僕のサイトはキャッチフレーズは表示させていません。

もしキャッチフレーズを表示させる場合は、サイトでどのような情報を発信して、読者はどんなメリットが享受できるのかが明確に分かる文章にしましょう。

アドレス(URL)をhttpsにする

WordPressアドレス(URL)とは、インストールしたWordPressファイルが保存されているアドレスのことです。そしてサイトアドレス(URL)とは、サイト(ブログ)を表示させるアドレスのことです。

もしURLが「http」になっていたら、httpsになるように設定を変更しておきましょう。SSL化(https化)は、セキュリティ対策としてGoogleが推奨しています。セキュリティを強化するためにも必須ですね。

※別記事ではエックスサーバーでhttpsにする方法を解説しています。それ以外のサーバーをお使いの場合、「(あなたが使っているサーバー名) SSL」と検索して調べてみましょう。

管理者メールアドレス

管理者メールアドレスに設定したアドレス宛に、コメントなどの通知が届きます。コメントを見逃さないためにも、いつも使っているメールアドレスになっているか確認しておきましょう。複数サイトを運営しているのであれば、混乱しないようにサイト専用のメールアドレスに設定しておいても良いですね。

メンバーシップ

メンバーシップは、WordPressを複数で管理する際に設定します。あなた一人で管理するのであればデフォルトのまま(チェックはしない)でOKです。

WordPressは複数運営も可能で、例えば管理画面の全ての機能にアクセスできる「管理者」や、新規記事の投稿のみ可能な「ライター」など、役割に応じてアクセスできる機能を制限することができます。

ただ、上記のメンバーシップにチェックを入れてしまうと、管理者以外の人であっても新しいメンバーを追加することができるようになってしまいます。誰がアクセスできるのかキッチリ管理するためにも、基本的にはチェックを外しておくことをおすすめします。

サイトの言語

日本語で運営するのであれば「日本語」のままでOKです。

タイムゾーン

タイムゾーン以下は、デフォルトのままでOKです。もし海外サイトを運営する場合は、タイムゾーンを該当する国のものにしましょう。

以上で一般設定は完了です。

投稿設定

投稿設定はデフォルトのままでOKです。一応、投稿設定についての解説をしますが、飛ばしてもらって構いません。

投稿設定は、「設定」の「投稿設定」から行います。

WordPressの投稿設定

投稿用カテゴリーの初期設定

「投稿用カテゴリーの初期設定」で選択したカテゴリーが、新規記事を作成する際のデフォルトのカテゴリーになります。ただ、カテゴリーが複数ある場合、新規記事を作る際は結局カテゴリーを選択し直すわけなので「未分類」のままで問題ないです。

また一般的なブログやサイトを運営するのであれば、「デフォルトの投稿フォーマット」は「標準」のままでOKです。

メールでの投稿

メールで記事投稿が出来るようになる設定です。が、ぶっちゃけ不要です。メールで投稿できるくらいシンプルなサイトなのであれば、わざわざWordPressを使う必要ないですし。noteで事足ります。

画像や見出し、装飾などをしっかりと作りこむような記事は、メール投稿機能は使わずにPCで作った方がクオリティの高いものが出来上がります。なので個人的には不要な機能です。

それに2015年の情報ではあるのですが、メール投稿機能は将来的には削除される可能性があるので、それも踏まえて使わない方が良いですね。

更新情報サービス

更新情報サービスは、あなたが記事を公開した際に、設定しておいたサービスで「新着記事」として紹介される機能です。が、アクセスアップの効果が不明なので、個人的には使っていません。

もし使うのであれば、WordPress Codex 日本語版の「XML-RPC 通知サービス」部分を参考にしてみて下さい。

表示設定

さて次は、表示設定をしていきます。

設定するのは、以下の項目です。

  • ホームページの表示
  • 1ページに表示する最大投稿数
  • RSS/Atom フィードで表示する最新の投稿数
  • RSS/Atom フィードでの各投稿の表示

ダッシュボードの「設定」の「表示設定」をクリックして下さい。

ホームページの表示

「最新の投稿」を選択すると、トップページには最新の記事が一覧で表示されます。いわゆるブログ形式です。ブログを運営する場合や、新着記事をトップページで紹介したい場合は「最新の投稿」を選択しておけばOKです。

「固定ページ」を選択すると、作成した固定ページのいずれかをトップページに表示させることができます。いわゆるホームページやコーポレートサイト形式です。固定ページはカスタマイズすることで自由なレイアウトに出来るのですが、WordPress初心者であれば「最新の投稿」にしておきましょう。

固定ページのカスタマイズについては割愛します。

1ページに表示する最大投稿数

1ページに表示する最大投稿数は、デフォルトの10件のままでOKです。投稿数が少なすぎると他の記事をクリックしてもらえる可能性が減るし、かといって投稿数が多すぎるとページの読み込み速度が遅くなってしまいます。

じゃあ最適な数は?と言われると各サイト(ブログ)の状況によりけりで、一概に正解はコレ!ということは出来ません。ただこれは悩んでも意味がないので、デフォルトのままでOKとしています。

Googleの検索検索も10件表示ですし、それで問題ないかと思います。もしくはあなたのサイトのデザインに合わせて変更してみて下さい。

RSS/Atomフィードで表示する最新の投稿数

RSS/Atomフィードで表示する最新の投稿数は、デフォルトの10項目で問題ないです。

RSS/Atom フィードでの各投稿の表示

「RSS/Atomフィードでの各投稿の表示」は、デフォルトの「全文を表示」にチェックを入れておきましょう。

投稿の表示に関しては「全文を表示すると自分のサイトに訪れずとも読めてしまうので、サイトへのアクセス数が減ってしまう」という意見もありますが、僕は全文表示させたほうが良いと考えています。

なぜなら、「サイトに訪れる」という手間が省け、読者の負担が軽くなるからです。この設定に限らず「どんな設定にすればいいかな?」と悩んだら、読者に負担がない方法を選んでみてください。

検索エンジンでの表示

専門的な話を省いてシンプルに説明すると、「検索エンジンでの表示」にチェックを入れると、検索エンジンにあなたのサイトが表示されなくなります。まだサイト全体を公開したくない場合は、チェックを入れておきましょう(そして公開する場合はチェックを外すのを忘れずに!)

「変更を保存」をクリックして、次に進みましょう。

ディスカッション設定

次にディスカッションの設定を確認していきます。ディスカッションと言うと分かりにくいかもしれませんが、要は記事へのコメントの設定です。

コメントは個人的に表示したほうが良いと考えています。というのも読者と交流が生まれますし、コメントは検索順位にも(わずかに)良い影響を与えるとされているからです。

ということでダッシュボードの「設定」の「ディスカッション」をクリックして進めていきましょう。

投稿のデフォルト設定

投稿のデフォルト設定は3つありますが、全てにチェックを入れることをオススメします。

「この投稿に含まれるすべてのリンクへの通知を試みる」にチェックを入れると、あなたの記事で他のサイトのリンクを貼った際に、そのサイトの管理者宛に通知が届きます。

「新しい記事に対し他のブログからの通知(ピンバック・トラックバック)を受け付ける」にチェックを入れると、他のサイトがあなたの記事のリンクを貼った際に、あなた宛てに通知が届きます。

アクセスを増やすためには、とにかく露出を増やすこと(他の人に見てもらう機会を増やすこと)が重要です。あなたのサイトの存在を1人でも多くの人に知ってもらうためにも、上記にチェックを入れておいたほうが良いと僕は考えています。

そしてコメントを受け付けるためにも「新しい投稿へのコメントを許可する」にチェックを入れておきましょう。

他のコメント設定

まずは以下の通りに設定してみて下さい。

この設定にすることで、いたずらやスパムコメントを少しでも減らします。また、誰がどのコメントに対して返信したのかが分かりやすいレイアウトになります。

スパムコメント対策に関しては後述します。

自分宛のメール通知

自分宛のメール通知にチェックを入れておくことで、一般設定で設定したメールアドレス宛に通知が届きます。全てのコメントに目を通したい場合は、チェックを入れておきましょう。

コメント表示条件

WordPressのコメント設定。全てのコメントを承認制にする。

「コメントの手動承認を必須にする」にチェックを入れましょう。コメントの中には批判的なものや迷惑なもの、スパム的なものがあります。なので承認制にして、コメントを表示するかどうか自分でチェックする設定にしておくのがおすすめです。

コメントモデレーションとコメントブロックリスト

コメントモデレーションとコメントブロックリストは、それぞれスパムコメントを防止するための設定です。しかし、スパムコメントはプラグインの「Invisible reCaptcha」で防げます。なのでここの設定は特に何もしなくても問題ないです。

「Invisible reCaptcha」はスパムコメント対策として非常に優秀です。どんなテーマであっても使えますし、無料なのでおすすめです。

アバター

設定自体はデフォルトのままでOKです。ここでのアバターとは、コメント欄の名前の横に表示される画像のことです。WordPressのテーマによっては、アバターが表示されない場合もあります。

また、あなたが読者のコメントに対して返信する際に、自分のアバターを表示させることもできます。読者にとってもあなたから返信が来たことが分かりやすくなるのでおすすめです。

もし自分のアバターを表示したい場合は、別のページから設定していきます。別記事『WordPressのアバターを設定する方法|プラグイン不要』を参考にしてみて下さい。

以上、設定が終わったら忘れずに「変更を保存」ボタンをクリックしましょう。

メディア設定

続いてメディア設定を行います。

とはいってもデフォルトのままでOKなので、基本的には何もしなくてOKです。

サムネイルのサイズ、中サイズ、大サイズと設定する項目があります。記事や固定ページで画像を追加する際に、ここで指定したサイズを選択できるようになります。

こだわりやテーマによる指定がない限り、デフォルトのままでOKです。

パーマリンク設定

次に、パーマリンクの設定をします。

この場合のパーマリンクとは、各ページごとのドメインの後ろにあるURLのことを指します。たとえばページのURLが「https://〇〇〇.com/?p=123」だった場合は、パーマリンクは「?p=123」です。

パーマリンクは「カテゴリー名/ページタイトル」にするのが理想です。説明は後にするとして、まずは設定についてお伝えします。「カスタム構造」にチェックを入れて下さい。

そしたら右枠を「/%category%/%postname%/」と入力します。

「カテゴリー名」をURLに含めることで、どんな内容の記事なのかを検索エンジンが判断しやすくなります。また読者にとってもどんな記事なのかを把握しやすくなります。実際、Googleの公式サイトには以下のように「内容に関連する単語を含むURL」を推奨しています。

サイトのコンテンツや構造に関連する単語を含む URL は、サイトを閲覧するユーザーにとってより親切になります。

引用元:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

パーマリンクを変更するとサイトの構造が変わってしまうため、途中で変更するのはおすすめしません。アクセスにも悪影響を及ぼす可能性ありますからね。

なのでパーマリンクを設定したら、例外が無い限り変更しないようにしましょう。

ニックネーム

さて次に、ニックネームを変更していきましょう。というのもニックネームを変更しない場合は、コメント欄に表示される名前が、WordPressのログイン時に使用する「ユーザー名」になるからです。

ニックネームを変更しないでコメントをした場合、ユーザー名が他者にバレてしまいます。大切なログイン情報の一つの「ユーザー名」がバレてしまうと、不正アクセスにつながりかねません。

ニックネームを変更することは必須レベルで重要なので、以下を参考にニックネームをつけていきましょう。まず管理画面の「ユーザー」の「あなたのプロフィール」をクリックします。

WordPress あなたのプロフィール

そしたらページにある「ニックネーム(必須)」を変更して、その下にある「ブログ上の表示名」から変更したニックネームを選択します。

ニックネームを変更したら、ページ下にある忘れずに「プロフィールを更新」をクリックしましょう。これでニックネームが変更されました。

WordPressのテーマ設定

wordpressテーマのインストール

さて基本的な設定が終わったので、次はテーマの設定をしていきましょう。テーマとは着せ替えのようなものですね。WordPressの見た目(レイアウトやデザインなど)を変えることが出来ます。

またテーマによって、ページの表示速度が早かったり、検索結果に表示させやすかったり(SEO対策)するものがあります。デフォルトのテーマはシンプルですが、ページの表示速度は速くはなく、SEO対策もされていません。

なので、別記事『WordPressの無料テーマのおすすめはこの3つでした【厳選】』を参考にして、あなた好みのテーマをインストールしてみて下さい。

WordPressで初期に入れたいプラグイン

WordPress プラグインの新規追加

プラグインというのは、拡張機能のことです。お問い合わせフォームをしたり、スパムコメントを削除したり、デフォルトにはない機能を追加することが出来ます。

ただ、プラグインは何でもかんでも追加すればいいわけではありません。プラグインによってはページの表示速度が遅くなるし、エラーでページが表示されなくなったりします。

なので、プラグインは必要なものだけをインストールすることが重要です。まずは余計なプラグインは入れずに、あなたが使うテーマで推奨されているプラグインを入れるようにしてみて下さい。

ただ、どんなテーマを使っていたとしても「これはテーマで実装出来ないし、機能的に必須だよな」と僕が感じるプラグインがあります。別記事『WordPressのプラグインで必須なのは5つ+おすすめ4選』で紹介しているので、参考にしてみて下さい。

以上でWordPressの初期設定は終了です。長いことお疲れさまでした!

さあ、WordPressを始めよう

これでWordPressの設定はばっちりです。

あとは読者にとって役に立つ記事を書いていけば、アクセスも集まり、ファンも増えていきます。WordPressの成功の秘訣はただ一つ、継続して改善し続けることです。長期的な視点で運営していきましょう。

以上、お読みいただきありがとうございました。

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