この記事では、WordPressのバックアッププラグイン「Updraftplus」の使い方をお伝えします。
バックアップも復元も簡単なので、参考にしてみて下さい。専門知識は全く必要ないので、この記事の通りに進めてみましょう!
※UpdraftPlus は無料版だと、WordPressの重要なファイルを一部バックアップできません。もし万全にバックアップを取りたいのであれば、サーバー会社のバックアップ機能に頼ったり、別プラグイン『BuckWPup』を使ったりしてみて下さい。
UpdraftPlusのインストール
インストール方法が分かる場合は、ガンガン進めてもらって大丈夫です。
WordPress管理画面のメニューにある「プラグイン」の「新規追加」をクリックします。
そしたら検索枠に「UpdraftPlus」と入力します。検索結果に「UpdraftPlus」が表示されたら、「今すぐインストール」をクリックします。
インストールは10秒以内に終わります。そしたら「有効化」をクリックします。
さて有効化したら、さっそくバックアップを取ってみましょう。ホント簡単ですよ!
UpdraftPlusの使い方|バックアップを行う
バックアップは、WordPress管理画面の設定の「UpdraftPlus Backups」から行います。
そしたらタブの「現在の状態」の下に表示されている、「今すぐバックアップ」をクリックします。
最初のバックアップでは、「UpdraftPlus – 一度だけバックアップを実行」というポップアップウィンドウが表示されます。
「今すぐバックアップ」をクリックしてOKです。
そしたらバックアップが開始されます。完了まで少し待ちましょう。
「バックアップは完了しました。(日付)」というメッセージが表示されたらOKです。以上、簡単ですよね。
そしたら試しに、バックアップファイルの復元も経験しておきましょう。
Updraftplusで復元する
まずはバックアップの復元のテスト用に、一つ新しい記事を作成します。
あとで削除するので、テキトーに作ってもらって構いません。テスト用なので、本文は未入力でもOKです。
- 投稿の新規追加 > タイトルと本文を入力 > 公開
これでバックアップを復元してみて、テスト記事が投稿される前の状態に戻ったらバックアップ成功ですね。
さて、UpdraftPlusの設定画面に戻ったら、タブの「バックアップ済み」をクリックします。
さきほどのバックアップが表示されているので「復元」をクリックします。
そしたら、以下のようなウィンドウが表示されます。
復元するファイルにチェックを入れていきます。
今回はテスト用記事を作る前に戻すだけなので、アップロードファイルのみチェックを外しています。もし今後、データが空のWordPressで復元する場合は、全てにチェックを入れましょう。
さてそしたら「復元」をクリックします。確認画面が出てくるので、もう一度「復元」をクリックします。これで復元が始まりました。
そして復元が終わったら、ものすごく小さいんですがページの下に「Restore successful!」と表示されます。
復元が終わったら実際にサイトを見てみましょう。先ほど作った記事が消えていれば、復元成功です。
さてこれで終わり…と言いたいところですが、忘れずに古いディレクトリ(ファイル)を削除しておきます。
復元に成功して不要になった古いファイル(例:さきほどのテスト用記事)が、サーバーの中のフォルダに残っています。サーバーの容量を少しでも軽くするためにも、削除しておきましょう。
UpdraftPlusの設定画面に戻ると、「バックアップが復元されました。」という表示がされています。
「古いディレクトリを削除」というボタンをクリックすればOKです。
すると以下のような画像が表示されます。
これで不要なファイルが削除されて、サイトをスッキリさせることが出来ました。
さて最後に、UpdraftPlusの設定を見ていきます。
UpdraftPlusのバックアップ設定
バックアップの期間と保存先について設定していきます。
バックアップ期間と保存数の設定
設定画面のタブ「設定」をクリックします。
バックアップを取るスケジュールと、バックアップしておく数を決めます。
設定する期間ですが、月1で良いと僕は考えています。なぜなら、頻繁にバックアップを取るとサーバーに負荷がかかるからです。
毎日バックアップを取るのは、地震に備えて防災グッズを毎日買い替えるようなものです。確かに安心かもしれませんが、手間がかかりますよね。
もし月1回のバックアップまで待てない場合は、手動でやれば良いだけですし。月1で大丈夫です。
また「この多くのスケジュールされたバックアップを保持: 」という項目から、バックアップの数も指定できます。これはデフォルトの「2」でです。バックアップが1つだと不安ですが、3つ以上あっても容量の無駄ですからね。
Updraftplusのバックアップの保存先の設定
次は、バックアップファイルの保存先の設定をします。
以下のように、いくつかのサービスから選択できます。
普段使っているものがあればそれを選べば良いと思います。自分が使いやすいのが一番ですからね。
が、もしどれにしたらよいか分からないのであれば、無料のDropboxをおすすめします。僕も使っています。ということで、この記事ではDropboxとUpdraftPlusを紐づける設定をお伝えしていきますね。
Dropboxをクリックすると、その下に各項目が表示されます。
バックアップ完了通知は正直必要ないので、メールアドレスのチェックは入れなくてOKです。
そしたら一番下の「変更を保存」をクリックします。
すると「Remote storage authentication(リモートストレージ認証)」というウィンドウが表示されます。
下線が引かれている英文をクリックして、DropBoxのページにアクセスしましょう。
アカウントを持っていない場合は、作成してください。
もしGoogleのアカウントとDropboxのアカウントをすでに紐づけている場合は、Googleアカウントにログインして進めていきましょう。
そして必要情報を入力していきます。
- 名前
- メールアドレス
- パスワード
上記を入力して、利用規約にチェックを入れて「アカウントの作成」をクリックします。
そしたら「許可」をクリックしましょう。
オレンジ色の画面が表示されます。
「Complete setup」をクリックして、WordPressの管理画面に戻りましょう。
以下のように「成功」と書かれていたらOKです。
以上で紐づけは完了です。今後、バックアップファイルはDropboxに保存されるので、Dropboxのページをお気に入りに保存しておきましょう。
ちなみにバックアップファイルは、UpdraftPlusのタブ「バックアップ済み」から確認できます。
以上、UpdraftPlusのバックアップ方法についてお伝えしました。
お疲れさまでした。
バックアップファイルを削除しないように注意する
これでバックアップを取ることが出来ました。復元もOKですね。
が、何よりも怖いのはバックアップファイルを「操作ミス」とか「手違い」で削除してしまうことです。
要らないと思って削除してしまったとか。シャレになりません。
なので、以下のことをして最悪の事態に備えておきましょう。
- 自分のコンピューターにもバックアップファイルをコピーして保存しておく
- 記事の下書きや画像も自分のコンピューターに整理して保存しておく
以上、お読みいただきありがとうございました。