Broken Link Checkerは、サーチコンソールで検出しきれない「コメントに記載されたURLのリンク切れ」なども含めて、リンク切れを自動で調べてくれます。
他サイトのURLは突然削除されることがあるので、それらを自動でチェック出来るのは便利です。
リンク切れURLを放置すると、読者にとって親切じゃありません。結果、検索順位に影響が出ることがあるので、Broken Link checkerは役に立ちます。
ただ、他のサイトでは「必須!」と言われていますが、僕は必須じゃないと考えているんですよね。なぜならプラグインを使わなくても、他の方法で代用できるからです。
プラグインを入れすぎるとページの表示速度が落ちたり、エラーの原因になったりします。なので、プラグインは極力使わないほうが良いと思っています。
ただ僕が検証したところ、Broken Link Checkerを使ってもページの表示速度にはほとんど影響はありませんでした。
サーバーへの負荷はありますが、「絶対使わないほうが良い!」というわけではないので、リンク切れを自動で発見したいなら使っても良いと思います。
ということでこの記事では、以下の2つをお伝えします。
- Broken Link Checkerの設定と使い方
- プラグインを使わずにリンク切れを確認する方法
プラグインを入れたくなければ、後者を見てみて下さい。
どちらにせよリンク切れは無くした方が良いので、この記事でお伝えしている方法でリンク切れをなくしていきましょう。
それでは、Broken Link Checkerからお伝えしますね。
Broken Link Checkerをインストールする
インストール方法が分かる場合は、ガンガン進めてもらって大丈夫です。
WordPress管理画面のメニューにある「プラグイン」の「新規追加」をクリックします。
そしたら検索枠に「Broken Link Checker」と入力します。
検索結果に「Broken Link Checker」が表示されたら、「今すぐインストール」をクリックします。
同じ名前のプラグインがあるので、作成者が「Janis Elsts, Vladimir Prelovac」氏のものを選んでくださいね。
インストールは10秒以内に終わります。
そしたら「有効化」をクリックします。
有効化したら、さっそくサイト内のリンクを確認してくれます。
ダッシュボードにも、リンクの確認状況が表示されます。
上記は僕の別サイトで試した時の画像ですが、666件のユニーク(個別)URLを調べ終わるまで30分以上かかりました。
次に、Broken Link Checkerの使い方について見ていきます。
Broken Link Checkerの使い方
Broken Link Checkerが検出してくれたリンク切れのエラーは、管理画面の「ツール」の「リンクエラー」から確認することが出来ます。
表示されているURLにカーソルを合わせるとメニューが表示されます。
メニューの説明と使い方は、それぞれ以下の通りです。
メニュー | 説明と使い方 |
URLを編集 | 表示されているURLを編集する。URLのスペルミスがある場合は、ここから編集できる。 |
リンク解除 | リンクの設定が解除される。ただしテキスト自体は残るので、どちらにせよ本文の修正が必要。 |
リンクエラーでない | リンクエラーの一覧から削除される。が、リンク切れが根本的に解消されるわけではない。なのでこのメニューは非推奨。 |
無視 | 一時的にリンクエラーの一覧から非表示にする。非表示にする理由がないので、これも非推奨。 |
再確認 | もう一度URLのリンク切れを確認する。 |
Broken Link Checkerの設定
管理画面の「設定」の「リンクチェッカー」をクリックして、Broken Link Checkerの設定をしていきます。
まずは「一般」の設定から見ていきます。
「一般」の設定
各リンクをチェック
各リンクをチェックする間隔を指定することが出来ます。
デフォルトでは72時間になっていますが、僕は168時間(1週間)以上にしておいたほうが良いと考えています。なぜなら間隔が短いと、それだけ頻繁にサーバーに負荷をかけてしまう可能性があるからです。
冒頭でもお伝えしましたが僕が検証したところ、リンク切れを確認している最中でもページの表示速度にほぼ影響はなかったです。
が、サイトの中をぐるぐる回ってリンク切れを確認しているわけなので、全く影響がないとは考えられません。リンクの数が多ければ多いほど、ページの表示速度やサーバーの負荷に影響する可能性があります。
なので最低でも168時間、もしくは336時間(2週間)とか720時間(30日)とかでも良いと思います。リンク切れってそんなに頻発するものではありませんからね。
メールで通知
ダッシュボードでリンク切れ状況は確認できるので、メール通知はしなくて良いです。なので、2つともチェックを外しておきましょう。
とにかく出来る限り負荷をかけない設定にしていきます。
リンクの調整
リンクの調整は上の2つにチェックを入れます。そうすることで、ユーザーにとって「これは削除されているんだな」と分かりやすくなるからです。
- リンクエラーに取り消し線が表示される。例:
リンクエラー - 削除したリンクに取り消し線が表示される。例:
削除したリンク
もちろんリンクエラーや削除したリンクは、本文で修正する必要があります。が、修正するまでの間、ユーザーに「これはエラーです」と分かりやすく伝えるためにも、取り消し線は表示したほうが良いと僕は考えています。
次にタブの「含まれるリンクを探す」を見ていきます。
「含まれるリンクを探す」の設定はデフォルトでOK
ここは何も設定を変える必要はなくて、デフォルトのままでOKです。
「チェックするリンクの種類」の設定はデフォルトでOK
次にタブの「チェックするリンクの種類」ですが、ここも何も設定を変える必要はないです。デフォルトのままでOKです。
もしGoogleVideoやDailyMotionなどの動画をサイトに埋め込んでいるなら、当てはまるリンクの種類にチェックを入れておきましょう。
「プロトコル&API」の設定はデフォルトでOK
これもデフォルトでOKです。
「高度な設定」は1つだけ変更する
タブの「高度な設定」では、リンクモニターの「バックグラウンドで1時間ごとに実行する」のチェックを外しておきます。
必要以上に負荷をかけないようにするためですね。
以上、設定を変更したら忘れずに「変更を保存」をクリックしましょう。
プラグインを使わずにリンク切れを確認する方法
さてBroken Link Checkerを紹介しておいてなんですが、別に使わなくても良いと感じています。
というのも、リンク切れって毎日調べるようなものじゃないですし、1ヶ月ごとに確認しても問題ないと僕は考えているからですね。
手動にはなりますが、「リンクチェッカー」でもリンク切れURLを調べることが出来ます。サイトのトップページのURLを入力して、「チェック」ボタンをクリックするだけです。
リンク切れのURLを教えてくれますし、どこの記事でそのURLが使用されているか?までちゃんと教えてくれます。これでも十分です。
僕はプラグインを出来る限り入れたくない派なので、リンクチェッカーで代用しています。
以上、Broken Link Checkerの使い方と、プラグインを使わずにリンク切れを確認する方法についてお伝えしました。
読者にとって親切な「リンク切れがないサイト」を目指していこう
リンク切れはホントに最悪です。せっかくリンクが紹介されていたのに、クリックしてみたらそのページが見れないわけですからね。
「今日は15時に新宿駅集合ね!」と約束したのにもかかわらず相手が現れなかった、みたいな感じです。そんな人は信用できませんよね。サイトも同じです。
SEOがどうのこうのではなくて、単純に読者にとってリンク切れは不親切です。なので、リンク切れがないサイトを目指していきましょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。