Google XML Sitemaps とは、検索エンジンのクローラーにあなたのWordPressサイトを巡回させるのに役立つプラグインです。
クローラーは膨大な数のウェブページから情報を収集しています。このプラグインを使用して「サイトマップ」と呼ばれるものを生成するのですが、これであなたのサイトの情報をクローラーににより正確に知らせることができます。
クローラーに対する施策を行っていない場合、検索エンジンへのサイトの反映が遅れ、検索順位やアクセスに悪影響を及ぼすかもしれません。
なので、もしまだ Google XML Sitemaps をインストールしていないのなら、この記事でお伝えする通りにインストールして、設定してみて下さい。
この記事の画像の通りに設定してもらえればOKです。早ければ1分もかかりません。
僕はWordPress歴5年以上(2020年時点)ですが、新規サイトを作るときはいつもこの設定にしています。同じように設定してもらえればサイトマップを正常に設定できるので、早速設定していきましょう。
Google XML Sitemapsをインストールする
インストール方法が分かる場合は、ガンガン進めてもらって大丈夫です。
WordPress管理画面のメニューにある「プラグイン」の「新規追加」をクリックします。
そしたら検索枠に「Google XML Sitemaps」と入力します。検索結果に「Google XML Sitemaps」が表示されたら、「今すぐインストール」をクリックします。
インストールは10秒以内に終わります。そしたら「有効化」をクリックします。
そしたら次は設定をしていきましょう。
Google XML Sitemapsを設定する
WordPress 管理画面のメニューの「設定」の「Google XML Sitemaps」をクリックして、設定を進めていきます。
設定できる項目は以下の8つです。
- 基本的な設定
- Additional pages(追加ページ)
- 投稿の優先順位
- Sitemap コンテンツ
- Excluded Items(除外項目)
- Change Frequencies(頻度の変更)
- 優先順位の設定(priority)
多く感じるかもしれません。
が、チェックを入れるだけで設定できるので、さくっと進めていきましょう。
XML Sitemapsの基本的な設定
基本的な設定の下にある3つのチェック項目は、全てチェックを入れます(デフォルトでチェックが入っているのでそのままでOK)。
1番上のチェックは、サイトを更新したらGoogleに知らせますよ、というもの。
2番目のチェックは、サイトを更新したらBingに知らせますよ、というもの。
3番目のチェックを入れることで、クローラーにサイトマップの場所を正確に伝えることが出来ます。
備考.高度な設定はデフォルトのままでOK
基本的な設定の下ある「高度な設定」は、デフォルトのままでOKです。
これらはエラーを起こさないようにしたり、サイトマップを見やすくしたりする設定なのですが、特にいじらずとも問題ありません。
なので、次の設定を見ていきましょう。
Additional pages(追加ページ)も何もしなくてOK
その下の「Additional pages(追加ページ)」ですが、何もしなくてOKです。
手動でサイトマップを追加できる設定なのですが、僕は使っていません。
何もしなくても問題ないので、次の設定を見ていきましょう。
投稿の優先順位は「優先順位を自動的に計算しない 」にチェックを入れる
投稿の優先順位は、一番上の「優先順位を自動的に計算しない」にチェックを入れましょう。
優先順位はあとの設定で決めていきます。
Sitemap コンテンツを設定する
さて次は、「Sitemap コンテンツ」でサイトマップに載せるコンテンツ(ページ)を指定します。
とりあえず以下の通りに設定してみて下さい。
チェックを入れるのは、以下の4つでOKです。
- ホームページ
- 投稿(個別記事)を含める
- カテゴリーページを含める
- 最終更新時刻を含める
固定ページやアーカイブページ、投稿者ページなどは、上記のページに比べて重要度が低いため、チェックは入れなくてOKです。
クローラーは、1度の巡回であなたのサイトの全てのページの情報を収集してくれるわけではありません。
クローラーに重要度が高いページの情報を優先して収集してもらうために、重要度が低いページは除外しておきましょう。
Excluded Items(除外項目)を設定する
次の「Excluded Items(除外項目)」では、チェックを入れたカテゴリーをサイトマップから除外することが出来ます。
もしカテゴリーの中に
- 検索キーワードを意識していない日記のようなページ
- 検索キーワードを意識していないお知らせページ
など、重要度が低いページがあればチェックを入れて除外しましょう。
個別記事を除外する場合
カテゴリーごとではなく、個別に記事を除外する場合は、IDを入力する必要があります。
IDは、WordPressの投稿(固定)の一覧のタイトルにカーソルを合わせると、ブラウザの下に表示されます。
「POST」=のあとの数字がIDです。このIDを入力しましょう。
複数入力する場合は、「,(カンマ)」で区切ってください。
- 例:543,544,545
Change Frequencies(更新頻度)を設定する
Change Frequencies(更新頻度)では、以下のように入力します。
- 毎日:ホームページ
- 毎日:投稿(個別記事)
- 更新なし:固定ページ
- 毎週:カテゴリー別
- 更新なし:今月のアーカイブ
- 毎年:古いアーカイブ
- 毎週:タグページ
- 更新なし:投稿者ページ
ここでポイントなのが、タグページを設定するということです。
というのもタグページを設定しないと、なぜかカテゴリー別の設定が反映されないからなんですね。
バグなのか分かりませんが、とりあえずタグページを設定しておけば大丈夫なのは確認済みです。
なので上記の通りに設定してみて下さい。
優先順位の設定(priority)
次に、優先順位を設定していきます。
先ほど設定した、以下の優先度を「1.0(優先度が高い)」に設定します。
- ホームページ
- 投稿(個別記事)
- 投稿優先度の最小値
- カテゴリー別
- タグページ
ここでもタグページを設定しておきましょう。でないと、カテゴリー別の設定が正しく反映されないからです。
他の以下の項目は、優先度を下げるために「0.0」とします。
- 固定ページ
- アーカイブ別
- 投稿者ページ
以上、あとは「設定を更新」をクリックして完了です。
サーチコンソールでサイトマップを追加する
さて最後に、サーチコンソールでサイトマップを追加します。
というのも、この時点ではまだクローラーはサイトマップを発見してくれていないからです。
手順は簡単なので、もう少し頑張ってサイトマップを追加していきましょう。
「サイトマップ」をクリックする
サーチコンソールにログインしたら、メニューの「サイトマップ」をクリックします。
「sitemap.xml」を追加して送信する
そしたら、URLの欄に「sitemap.xml」と入力して、「送信する」ボタンをクリックします。
以上で完了です。お疲れさまでした。
良い記事を書くから検索上位を目指せる
これで検索エンジンにサイトマップを送ることが出来ました。
あとは良い記事を書いていくだけですね。検索ユーザーにとって役に立つ記事を作っていきましょう。
以上、お読みいただきありがとうございました。